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晴明の目

天元元年7月24日、安倍晴明が陰陽師として有名になっていた頃。
彼は58歳になっていました。

そんな際に雷がありました。

なんと、晴明の家が雷によって破損してしまいます。

これほどの人物でも災害を見抜くことはできなかったのです。

しかし、晴明の目は本物で、前世や闇の世界を見抜くのは得意でした。

それだけの目を養うために、晴明も厳しい修行をしました。
那智に1000日間こもり、毎日2時間も滝に打たれました。

というのは、前世が大峰の行人だったというのが関係しているようです。
実は親しくしていた花山天皇も前世は行人でした。

花山天皇は低気圧に弱く、雨になると激しい頭痛に襲われました。

これは、花山天皇が大峰で行人だったわけですが、そこで亡くなったため、前世の頭蓋骨が岩に挟まっているのが原因だと見抜いたのです。
実際に使いを派遣すると、頭蓋骨はあり、取り出して広い場所に置いたことで頭痛も治りました。

前世を見通す力がいかに凄かったかということですね。

厳しい修行を経ても、得意不得意というのは人間にはあります。
何が得意で何が苦手かというのは色々試してみないと分からないものです。
皆さまも見えない世界について色々やってみませんか。


これからも良い記事を書いていきます。