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仏教での妖怪
日本仏教で妖怪が多く出てくるのは天台宗や真言宗が多いです。
しかしながら、仏教ではそういうものが無視されているというわけではありません。
インド伝来のものを含めると、妖怪も多いですが、仏教では害が無いものは救済対象として扱われているため、妖怪と戦ったという話が少ないのです。
そのため、鬼神たちにおいても食物や経典がお供えされ、戦うというよりは成仏させるということが中心なのです。
救済対象ではないものは、天魔です。
そもそも、鬼神というのは龍やカルラのような別次元の生物のことであり、常識が違うだけで悪の存在ではないのです。
そもそも魔には4種類あるのですが、煩悩そのものである煩悩魔、肉体の生理現象でありバランスを崩して煩悩をもたらす蘊魔、寿命が尽きる死魔、そして、仏法破滅をもくろむのが天魔です。
この天魔ともやり合うとなると出てくるのが不動明王などの強力な存在です。
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もっとも、自己の煩悩を消滅させて魔怪も縁を失って、何もできなくなるわけですから、あれだけの修行があるのですけれどね。
努力は足元からと言いますが、見えない世界を理解していくことがこうした悪さをするものたちと渡り合う最初の一歩ではないでしょうか。
とても奥が深いですが一緒に頑張りましょう。
これからも良い記事を書いていきます。