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易と判断

沢山の棒を使って判断していく易という占いの方法がありますが、結果に対してどう解釈していくかということが肝です。

邵康節さまはこのような逸話を残しています。

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冬の夜に家に訪問してきた人がいました。
なぜ、家に来たかということです。
息子に来た理由を占わせると、乾三つと巽三つという結果を出しました。

乾というのは金属の刃物を意味しています。
巽というのは木の棒の様なものを意味しています。

そこで、息子は鋤を借りに来たと占いました。

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確かにそうも言えますが、冬の夜に畑で使う鋤を借りにくるのはおかしいです。

邵康節はその結果を見て、斧だと見立てました。
やはり、斧を借りに来たのです。

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冬ですから、寒いので薪が必要だったため、斧を借りに来たのです。

同じ結果であってもその場の状況というものを踏まえなければ適切な結果は出せません。
見えないものも判断材料としては使いますが、根本的な常識というものがベースになっているというはそういうことです。

このように占いというのも高度な技術ですが、常識だったりロジックだったりと駆使していくことでその精度は上がっていきます。
見えないものだけでは心もとないという不安を抱えている人もかなりいますから、論理で補強していくというのはひとつのソリューションにつながると思い今の活動を行なっています。
詳しく学んでいきたいという人は、ぜひ一緒に学んでいきましょう。


これからも良い記事を書いていきます。