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御幣とは何なのか

トップ画にも画像を貼りましたが、これはそもそも何かと思われている方も多いですから、それについてです。
これは御幣と言います。

神様に触ってみようという記事でも触れましたが、神様という考え方もあります。

実には神様への捧げ物です。幣という漢字は布という意味なので、お願いを聞いてもらうために捧げる布が起源です。
物資の少ない地域では布がなく、和紙を使った地域もあります。

いざなぎ流の物部村などは山奥でしたから和紙を使う典型といえるでしょう。

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御幣の使い方としてはお祭りの際に5〜6本の御幣を捧げます。もちろん捧げ物でもありますし、これが依代となるため神様が入ってきます。
もちろん妖怪もいますから、妖怪も悪さをしないように、彼らに対しても御幣を捧げます。

祀る対象になるわけですから、この依代に対してお祭りを行います。お祭りが済んだら、神様や妖怪には元の場所にお帰りいただいて、御幣を処分するのです。
神道の場合は神社などを見ればわかりますが、御幣は飾ってあります。
陰陽道の場合は、一度使った御幣は二度と使いません。残すようなこともしません。そもそも出向いてお祓いなどをやっているため、飾っておく祭壇がありませんからね。

このように御幣というものにもキチンとした意味や使い方があります。
幅広く見えないものを知ることで、より効果的な使い方ができるようになるでしょう。
このようなことに関心のある方はぜひ一緒に学びませんか。


これからも良い記事を書いていきます。