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生贄文化の名残

皆さまはSNSが大好きですね。
わたしもTwitterで発信していますから、そこからこちらに来られる方も多いでしょう。
ITが発展する前なら、純粋に噂話が好きだったと言えるでしょう。

しかしながら、どうして人間は噂話やSNSにハマってしまうのでしょうか。
そこにも見えない世界と向きあっていた太古からの歴史というものがあります。

かつては、今と違い、幼少期を含めた若い頃に亡くなる人は多かったと思います。

なぜでしょうか?

もちろん、飢餓だったり病気だったり、社会インフラが整っていなかった事が原因の死も多くあります。

しかし、もっとも多い死というのは、そうではありませんでした。

古代の遺体を調べると、頭の骨の左側が割れているものが多いそうです。
人間は右利きが多いですから、対面している時に石を持った右手で殴られて絶命するケースが多いためです。

かつては狩猟採集の時代だったため、全員が食べていくだけの食料は手に入りませんでした。
生きるために、役に立たない人は口減らしの対象とされたのです。
そういう人たちは生贄として神に捧げられることになりました。
農耕の時代になり、豊かにはなるものの、当然飢饉はやってきますし、人口も増えたことで母数も増えますから、口減らしというのはさらに増えました。
戦前まで、生贄は普通に行われていたわけですが、生贄となる対象はそのように沢山調達されていました。

問題はどうやって生贄の対象が選ばれたかです。
その集落にとって重要な人間をわざわざ生贄に選ぶでしょうか。
普通に考えて、嫌いな人を多数決で選ぶのではないでしょうか。

つまり、自分が生き残るためには、嫌われないことももちろんですが、自分より嫌われている人を集落に生み出さないといけません。
ようするに足を引っ張り合うわけですね。

生きるために噂を流すようになったわけです。
進化の過程で、噂を流すことで脳に快楽物質が出ますが、生き残るための本能だったのです。

SNSの登場はさらに多くの噂が流れるようになりました。
人間の脳は噂話を流すように進化してきましたから、SNSにハマるのは当然です。

見えない世界のことを知ると現代の問題もより鮮明に理解できます。
スマホやSNSの中毒の方は沢山いますが、これも自分が生き残るために脳が会得してきた進化の結果でした。
このようなことを知り、世の中の問題の本質的な部分を知りたいと思う方はぜひ一緒に学びましょう。


これからも良い記事を書いていきます。