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荘子とオンオフの処世術

時代とは距離を保ちつつ未来を見据えた思想を持った荘子。

たしかに、中国の政治社会は、儒教の道徳によって維持されてきたのは事実です。

そんな息苦しい枠組みを解消しようと考えた支配層は荘子を用いたのです。

その結果、知識層は公の場においては儒教の振る舞いによって自他を律するようになるのですが、プライベートでは荘子の天地一体の境地に安らぐようになりました。

また、文章においても自由な発想で書かれていることもあり、プライベートを過ごすには良いものだったのです。

とにかく自由な精神というものを楽しむ考え方でしたからね。
何物にも囚われない生き方というものが自由の極致であると見なした訳です。

この自由さを体現する存在として鵬という巨大な鳥を象徴にしました。

未来を見据えたいたかのように、悠々と時代を捉え自由な発想で考えていた荘子の生き方はまさに鵬のようですね。
こういうことを考えられるというのは大変素晴らしいことです。
見えない世界に関わるにはこういう自由な感覚が必要ですから、哲学を知るというのも大きくプラスになります。
様々な思想や哲学も背景として身につけていきましょう。


これからも良い記事を書いていきます。