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若き日の李白

李白は中国で最もロマンティックな詩人と言えるでしょう。
反逆精神と英雄気概に満ちた作品を生み出してきました。
自由な精神で詩を作るというのは中々いませんね。

李白は一生をかけて各地を流浪しています。
祖先は甘粛省の出で、隋の末期に罪をうけて100年以上、西域に追われましたが、唐の時代になってひそかに四川に逃げ戻りました。

李白は701年に産まれており、ちょうど西域に逃げていた頃に生まれ、5歳の頃に四川に移ったという訳です。
一族が別の地域で100年以上過ごしていましたから、西の民族と漢族との婚姻関係が進んでおり、李白も多様なアイデンティティがあったと言えましょう。

25歳ごろまで四川で過ごしましたが、勉学や剣術等、見える世界のことの他に道士と岷山に隠れ住んだりと、峨眉山で遊ぶ経験もしました。

そして、剣一振りだけを頼りに各地の流浪を始めるのでした。

李白も若き頃は道士と過ごしていたというのは良い経験をされたのでしょう。
芸術家に言わせれば降ってくるなんて言いますからね。
まさに、道士と過ごしたことで見えない世界のことも理解していったのでしょう。
見えない世界は大それたオカルトというわけではありません。
芸術などの身近なものにも多く活かされています。
そのようなことに興味のある方はぜひ一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。