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脱亜論に苦しんだ陰陽道

江戸以前、日本の宗教は仏教が中心でした。
多神教の良さで、あらゆる神は仏の化身として崇められたからです。

時は幕末、国学を学び、天皇中心の政治を志した志士たちによって、幕府は倒されました。

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しかし、被害を受けたのは幕府だけではありません。

天皇中心の国家神道成立に邪魔だった多くの寺院が廃仏毀釈のもとに破壊されました。非道極まりないものです。

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陰陽道も同じように被害を受けました。欧米の科学が入る中で、迷信を流布しているという冤罪によって、弾圧されたのです。

その後は細々と続きます。陰陽師も神道などの知識が多いため、神職に鞍替えすることは比較的容易でした。
そこで、表向きは神職として過ごし、個別の依頼を受けて現代に至ります。

脈々と続いていますから、かなりの人数が、陰陽師をこっそりやっています。

迷信の流布という冤罪によって国家ぐるみで攻撃された陰陽道、これは過去の話では終わりません。
スピリチュアルなことができると怪しいと言われて力があるにも関わらず、生かせないというのは相似形の問題なのではないでしょうか、怪しくないスピリチュアルの育成は、歴史の悲劇を繰り返せないためには喫緊の課題になっています。
皆さまも自分を変え、周りを変え、未来を変えようではありませんか。


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