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藤原道長と見えない世界
安倍晴明のような有能な陰陽師を抱えた藤原道長。
そんなことをするくらいですから、普段から見えない世界のことをとても気にしていました。
そもそも、藤原家は見えない世界の影響によってステップアップしていった一族ですから、その栄華を極めた道長が気にしないわけはありません。
日記にも物忌を行った記録が多く残されています。
・興福寺の塔に烏が巣を作ったのは不吉。
・自分の家の屋根に鷺の群れが来たから不吉。
など、様々なことを不吉なことと恐れて家に引きこもりました。
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娘である後朱雀皇后が亡くなったときは、彼女の魂を招いて弔う招魂続魂祭を執り行いました。
物忌、方違、占いなどによって陰陽師からアドバイスを受け、凶に対しての祓いや祭祀を陰陽師に依頼していたわけですから、当時の陰陽師の役割の大きさというものが実感できますね。
貴族は道長以外にも沢山いたわけですから。
過剰のようにも感じられますが、見えない世界をそれだけ大切にしてきた藤原家だからこそ、あれだけの栄華を極められたのでしょう。
見えない世界というものが現実に与える影響はとても大きいですから、興味のある人はぜひ一緒に学んでいきましょう。
これからも良い記事を書いていきます。