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技術の奥にある思想

神道、仏教、道教などが混ざって陰陽道になったわけですが、やっている儀式からどうしても占いと、災いを避け福を招く儀式などと見なされています。

もちろん、それ自体は間違ったことではないのですが、このように理解してしまうと最も本質的な部分を見落としてしまいかねません。
その本質である原理思考として、宇宙を形成する普遍的な陰陽五行という概念があるのです。

天にも地にも四方八方の方角にも、過去、現在、未来にも、それだけで記述できるという優れた真理を表す体系が日本に伝わってきたということが本来重要なのです。
この叡智というものを利用して神々を分類し、性格を占い、都市の場所を決め、日時を選んで祭祀を行い、災害などを予知したのです。

つまり、陰陽師はあくまでも陰陽五行理論をそれぞれのことに適用していったに過ぎません。
その原理によって、日本文化には大きな影響を与えましたし、儀式や政策にも影響を与えました。

神道も神を五行に分類しましたし、そうすることで宇宙の秩序と合致させようとしたのです。

本質的なことを知ることで様々なことに応用がきくようになります。
それだけ長い道のりではありますが、ベースにあるものがキチンとしているのは良いと思います。
大変ではありますが一緒に学んでいきましょう。


これからも良い記事を書いていきます。