見出し画像

仏教の三大聖樹

仏教には聖なる植物があります。
お釈迦様の誕生や悟りを開いた時に関わる植物のことです。

たとえば無憂樹があります。

釈迦の母がこの美しい花に触れようとした時に釈迦が生まれました。
仏教の盛んな国では寺院の周りに無憂樹の並木がありますから、夜には甘い香りがするでしょうね。
花も綺麗ですし、長いおしべが特徴ですね。

2つ目の印度菩提樹も聖なる樹です。

釈迦が印度菩提樹の木の下で悟りを開きました。
葉は光沢あり、先端は尾状に長く伸びるのが特徴です。
花というよりは果実のようなものができるのですが、実はこの果実のようなものの内側は空洞で、その中に花が咲いています。

最後の一つは平家物語でもお馴染みの沙羅双樹です。

釈迦が亡くなった時、東西南北に2本ずつ生えていました。
盛者必衰の理をあらわす花は淡い色で小さく芳香があります。
サーラというのは優れた木という意味があり、沙羅双樹はチークやヒマラヤスギとともにインドの三大有用樹にもされています。

植物ひとつとっても見えない世界について詳しくなると違った捉え方ができるようになりますね。
仏教だけでなく、様々な教えの中で植物は出てきますし、また有効な活用も可能です。
見えない世界について幅広く学んでいきたい方はぜひ一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。