混水摸魚と陰陽
兵法には有名な三十六計があります。
たしかに三十六におよぶ作戦があるのですが、相手もそれを知っていればたちまち見破られてしまうと突っ込みたくなるものもあります。
とはいえ、中には見事な策もありました。
それが、20番目の兵法である混水摸魚です。
相手がすごい場合、魚で言うならばとても捕まえられない様な相手ということです。
水を引っ掻き回して、濁らせて、疲れさせてフラフラになったところを狙えばそんなすごい魚でも捕まえらえると言うことです。
つまり、相手の精神を撹乱し、判断力を弱めておけば成功すると言うものです。
たしかに、不意の事態に直面した人間というのは冷静さを失っていますから、普段では考えられない様な失敗をしたりしますね。
ましてや驚いたり怒ったりと感情が出ている時は本心を表しやすいものです。
相手の心のバランスを破るというのは、陰陽論を根底にした見事な兵法と言えますね。
自然哲学のことはこのように兵法に応用されています。
現代でも戦略などは兵法をもとに考えられているケースが多いですから、あらゆることの根底に自然哲学はあるのです。
皆さまもロジックで様々なことが分かる様になりますからぜひ一緒に頑張りましょう。
これからも良い記事を書いていきます。