金剛界曼荼羅のデザイン
金剛界曼荼羅は月輪をイメージしたものをシンボルとしていました。
中央の白い円に大日如来がいます。
周囲には36尊が配置されています。
この大日如来を囲み東西南北に4人の如来がいます。
ちなみに金剛界曼荼羅では上が西です。
東(下)に阿閦如来、南(左)に宝生如来、西(上)に阿弥陀如来、北(右)に不空成就如来がいるわけです。
さらに、この4人の如来の周囲にも36尊が配置されています。
胎蔵界曼荼羅は400余りの諸尊がいましたが、金剛界曼荼羅では4と4の倍数で整理し体系化しているということですね。
金剛界曼荼羅の5人の仏はそれぞれ違った色を持ちますが、もちろんこの色にも意味があります。
大日如来は白いわけですが、これは全ての色を総合した無色透明というものを意味しています。
全てということですから、それは宇宙そのものなのです。
このように曼荼羅には複雑なデザインがありますが、それぞれに仏がいて意味があるというわけです。
仏の数にも意味がありました。
その色にも意味がありました。
それぞれの意味というものを理解することによって、より見えない世界について捉えられるのではないでしょうか。
見えない世界の技術だけではなく、このような背景にあることも含めて学ぶことによって、オカルトではなく博識としてのスピリチュアルがアウトプットできるようになります。
そのような学びに興味のある方は是非一緒に頑張りましょう。
これからも良い記事を書いていきます。