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鬼を使役

神様を式神として使役するというのは、相当の実力者です。
しかし、中国では、一般的な人も見えない力について詳しいケースも多いですから、神を呼び出すほどではない方も多いです。

低級な存在とされる鬼を使役するということもあるわけです。

茅山呪法養鬼巫術と呼ばれるものです。
これは六甲壇にて呪術的なことが行われます。

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たとえば無縁仏として誰かが葬られると、術者は特殊な道具を使って、その無縁仏を道具の中に込めます
その後は49日に渡って儀式を施して、この死霊を使役できるようにするわけです。

無縁仏の霊というのはそのまま誰からにも相手にされず、捨てられた存在です。
ですから、目的は使役にあったとしても、儀式を行ってやり、相手をしてあげたことで、恩を売ったのです。これで、儀式を施せば言うことを聞くようになります。修験者が狐を使役する際と全く同じ手法ですね。

鬼や霊を手に入れた後は、それを使って、占いに使ったり、それ以外の用途に使っていくのです。

何を使役するかも人によりけりです。様々なことを知っていることで、相手がどの程度なのか、自分は何ができるのかと分かってくるでしょう。
そのためには、幅広く知り、知ったことも深掘りしていく必要があります。
見えない世界に興味のある方はぜひ一緒に学んでいきましょう。


これからも良い記事を書いていきます。