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暦注と日本人の精神

和暦というものがあります。これは日付以外にも占いのことが書いてある物です。

その中でも暦注というのがあります。皆さまも三隣亡だったり天恩日なんて単語を見たことがあると思います。

暦注は旧暦や五行を使って吉凶を調べる占いです。

しかし、明治時代になって迷信だと難癖をつけられて禁止されてしまった占いです。明治時代に多くの見えない世界や力が嘘だと言われて迫害されてきました。

しかし、カレンダーに吉凶が書かれているというのは面白いと思いませんか。

例えば、西洋式の占いであれば星占いというものがありますね。

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星占いは星の位置によって、個人個人の運勢を占っています。

しかし、暦注の場合、カレンダーに書いてあるということは個人個人を占っているわけではないということです。

吉の日ならみんなが吉だし、凶の日ならみんなが凶なのです。
個人同士の競争というイメージの西洋とは違い、みんなで歩もうという日本人の精神レベルの高さというものを改めて感じることができますね。

当然のことながら、昔の貴族は暦を読んで吉凶を判断していました。こういうことも古典の文学には普通に出てくるのです。

占いの方法に関しても日本人の精神性の高さが改めて理解できますね。古典の勉強しても暦注の話なんて教えてもらえません。西洋の知識によって日本の大切なものが壊れされていく中で、授業でも大切なことは抜かれていますから、自ら学んでいかないといけないでしょう。
見えない世界というものに興味のある人はぜひ一緒に学んでいきましょう。


これからも良い記事を書いていきます。