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現代で大事な感情は「平穏」

こんにちは!てるかファームのKazuです。

kindle書籍出版中です。


現代人のカギになる感情は「平穏」です。

「葬送のフリーレン」という漫画が流行っているのをご存じでしょうか?

最初にNetflixでタイトルと絵を見たとき、最近よくある異世界系かなと思いました。

また無能な主人公が異世界で無双していくのかなと。

ところが、アニメを数話見て全然違うことに気がつきました。

あらすじは簡単に申し上げると、物語は、フリーレンが人間の勇者ヒンメルや他の仲間たちとともに、長い旅の末に魔王を討伐するところから始まります。勇者一行は世界を救ったものの、戦いが終わった後、彼らはそれぞれの道を歩み始めます。フリーレンはその後、悠久の時を生き続け、過去の仲間たちが次々と亡くなっていく中で、自分の人生や友情の価値について改めて考えるようになります。

私はこのアニメを見たときに、何か普通の漫画やアニメの作品とは違う何かを感じました。
良い意味での違和感といった感じです。

その違和感の正体は感情によるものでした。

そもそも、漫画や小説など、物語というものは登場人物の感情が描かれています。

昔はドラゴンボールやナルトなど、王道バトル漫画が良く流行りましたが、それらに比べると、近年感情が緻密に描かれている漫画が人気のなる傾向があります。

ここで私が思うのは、近年特に描かれる感情は、優越感、復讐心、怒り、悲しみなど、マイナスの感情が多いことです。

LINE漫画を見ていても本当にそう思います。

これは現代社会の性を表しているのでしょう。


一方、葬送のフリーレンで描かれている感情は、哀愁と平穏です。

もちろん「葬送のフリーレン」が単純に面白いというのもあると思いますが、

哀愁と平穏の感情が、他人と比較するのに疲れている現代人に刺さったような気がします。

現代人はSNSなどの普及で他人と比較する傾向があり、負の感情を持ちやすいように感じます。

負の感情につかれてしまっているのだと思います。

そういう時に、葬送のフリーレンのような平穏の感情が多い漫画を読むと心に刺さるものがあります。

特に平穏という感情は、現代社会のテーマであるような気もします。

平穏の感情とはプルチックの輪では強度の弱い喜びとされています。

ビジネスでも情緒のあるものが売れたりします。

例えば最近だととある本屋さんに行くとウィスキーの樽の材質を用いたペンが売られていました。

こういう情緒のあるものが売れる時代なのです。

平穏のようにちょっと嬉しいみたいな感情が大事なのかもしれません。

葬送のフリーレンのような平穏さを感じられるものが売れる時代なのかもしれませんね。

最後まで読んでいただきありがとうございました♪


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