見出し画像

おじさんが、高校生に卓球のアドバイスをしたはなし

日曜日、朝7時前に起きた。日曜朝早く起きただけで、「俺はちゃんとした人間だな」と思うことが出来る。

目的は、卓球をする為だ。美しが丘クラブの宮地君に誘われ、朝から高校の練習に参加させてもらうことにした。

休憩を挟みつつ3時間以上卓球をした。練習相手をしながら、最後はゲーム練習。疲れた。クッタクタに疲れた。頭は痛くなるし、靴下を脱いだら、足の裏が攣った。

練習中や、ゲーム練習しながら、色々とアドバイスをさせてもらった。「バックは身体の前で打つ方が安定する」等の基本的アドバイスや、恐らく彼らが聞いたことのないユニークなアドバイスをしたと思う。

箇条書きで書くので、気になる人は練習に取り入れてもらうとよいかもしれない。(高校のレベルは県大会でベスト16位とのこと。)


練習中のアドバイス。

・バックは身体の前で打ちましょう。ミドルやバックサイドに来たボールは動いて常に身体の前で打ちましょう。

・練習中のバックは常にライジングでコンパクトに打ちましょう。ただ入れるだけのバックは練習の意味が無いです。

・ストップや流しは、ボールに近付いて、止まって打ちましょう。動きながらは難しいです。

・フォア前をフリックする時は、右足の踏み込みとインパクトを合わせましょう。タイミングが取りやすいです。

・流しは擦って回転をかけるよりも、押し込んでナックルに少し横回転がかかっているくらいがよいです。

・流しでフェイント入れたい時は、打球前にストップするように入り一瞬とまる。そこから流すとフェイントがかかります。また、身体を大げさに開くとよりフェイントがかかります。

・フォア前をバックに流したら、すぐに戻りましょう。

・フォア前をバックに流すと、バック側に持ち上げて返してくるのが、ほとんどなので、そこを狙いましょう。先に回り込んで狙ってもOKです。しかし、流しの回転が残っているので、バウンドした後にボールが曲がります。そこも意識して狙うとよいです。

・台上でバックスイングが大きいのはよろしくないです。常にストップする雰囲気からやると相手も分かりづらいですし、安定もします。

・フォアドライブのオーバーミスが多いからといって、被せるようにスイングしなくでも大丈夫です。上方向にスイングしても、ボールはまっすぐ前に飛びます。気持ち良く振り切ってスイングしてOKです。ただし、前陣で打つ時は、少しスイングをコンパクトにしましょう。

・回り込んで踏み込んで打つ場合は、一発で決めるつもりで打ちましょう。もし返されたら頑張って飛び突いて打ちましょう。

・飛び突いた後、バックに返されたボールを、身体の前で打とうするのは無理です。回り込んで踏み込みドライブ、なんとか飛び突きドライブ、右足前でバックカットまでをセットで練習しましょう。

バックカットでなんとか返すのをイメージしつつ、甘いボールだったらバックドライブを打ちましょう。カットもバックドライブを右足前で止まって打つのが大事です。動きながらは難しいです。

・ループドライブをカウンターする時は、身体が流れないようにしましょう。ギュッとインパクトをまとめるイメージです。

・ダブルスは、サーブの人はサーブと5球目。ペアは3球目。レシーブの人は、レシーブと6球目。ペアは4球目。ここまでをミスしないように意識しましょう。内容はどうでもいいので、とにかくここまで出来れば、負けないです。

・ダブルスでサーブが台から出てたらドライブを打ちましょう。

・ダブルスのレシーブも止まって打ちましょう。フォアクロスにしかサーブが来ないので、絶対にできます。動きながら打つとミスしやすいです。

・バック対オールの練習で、フォアドライブを打ちながら常にバックに返される意識を持って打ちましょう。意識しておけば、なんとか返せます。フォアドライブだけ意識していると、バックが間に合いません。

・バックに回り込んで打つ場合、決めに行かない場合は、フォアに動きながら打ちましょう。そうすれば、フォアに返されても間に合いますし、良い体勢で打てます。


ゲーム練習後のアドバイス。

・下回転やナックルサーブに対しては、ストップしやすいです。ストップ出来たら、僕の方が台上が上手いので、ほぼ点を取ります。ストップしにくい巻き込みサーブやロングサーブをもっと使った方が良かったと思います。

・もし下回転サーブを出すのならば、ストップされることを想定して、ストップを狙うようにしましょう。

・巻き込みサーブを出すと、バックにツッツキされることが多いので、それをフォアでもバックでもいいので、しっかりドライブしましょう。(僕は100%バックにツッツキをしました。)

・台から出たサーブは、見逃さずにドライブしましょう。

・もし滑りやすい台で、サーブが台から出てしまうのであれば、ボテボテのナックルで良いので短いサーブか、ロングサーブを出しましょう。(今日僕はそうしました。)

・ツッツキはレシーブ以外で使うのはNGです。相手のツッツキは絶対にドライブしましょう。

・競ったゲームの終盤で、強く打つのはリスクが高すぎるので、ループドライブする方が得点しやすいです。


練習終了後、全体に。

・ゲーム練習での作戦を説明。皆さんと初めてやるので、まずレシーブミスをしないようにしました。なので、ツッツキとストップしかしていません。

ストップ出来ると、僕が得点していたと思うので、短い下回転系のサーブよりも、巻き込み系や、ロングサーブをもっと出されると嫌でした。

・強く打つとミスするので、基本的にはループをしました。

・作戦はこれだけでシンプルです。

・もし勝ちたいのであれば、冷静に試合を見ましょう。例えばサーブの半分以上は台から出てきます。僕らのレベルでもそうです。完璧にストップされることなんてありません。ストップされてもほぼ台から出てきます。それに対しての練習をしておけば、今よりも勝てます。

・巻き込みサーブを出したら、バックへのツッツキを待ちドライブする。短い下回転サーブを出されたら、ストップを狙う。もしくはツッツキをドライブする。このパターンは考えたらわかると思うので、そのパターンを練習しておきましょう。それが入って負けたのなら仕方ないです。

・こんな感じで、少し考えながら卓球をすると、今よりも1個か2個絶対に勝てるようになります。だって、普通の高校生は何も考えてないですから。

・もし自分より強い相手と対戦した場合、普通にやっていたら勝てないので、自分から仕掛けましょう。僕だったら、ロングサーブ出しまくって、レシーブはフリックで一発できめに行きます。


こんな感じで、おじさんが高校生に色々とアドバイスをした。この歳になり「おじさんになると教えたがりになるんだな」と思った。トップ画の少年のように、高校生も「あぁなるほどねー」と思ってくれるとありがたい。また「そうなるようにしないといけないなー」と思った。

練習後、宮地君とゲーム練習をした。プレーは悪くなかったのだが、前半リードを守り切れず、0-3で負けた。悔しいので、ラスト1ゲームをお願いした。「最後1ゲームマッチでお願い!これ勝った方が勝ちね」

そこで、自分がしたアドバイスを実行した。

・もし自分より強い相手と対戦した場合、普通にやっていたら勝てないので、自分から仕掛けましょう。僕だったら、ロングサーブ出しまくって、レシーブはフリックで一発できめに行きます。

積極的に自分から攻めるようにした。強く打つとミスも出たが、今日は普通にやっても勝てなかったので、仕掛け続けた結果、なんとか勝つことが出来た。

大満足だ。帰りに選挙へ行き、今これを書いている。充実した日曜日となった。

もう寝る。






よろしければサポートお願いします!普段褒められない為、サポートして頂くと、モチベーションアップします!