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歯医者に行ったら、思いがけず、親知らずを抜いた話、のその後

2月3日、大人になってから2回目の歯医者で、僕は思いがけず、親知らずを抜くことになった。麻酔が痛かった。親知らずを抜く時は本当に怖かった。

それから約2週間。今回はその後を書きたいと思う。

親知らずを抜いてから数日は、抜いた反対側の右側で食べる。抜いたところが熟まないように抗生物質を飲む。歯磨き粉は使わない。抜いたところに早くかさぶたを作りたい為、なるべくグチュグチュうがいをしない。とにかく不便だった。

特に痛みはなかった。抜いたところに、触れると痛ほんの少し痛む、濡れると染みる、その程度だ。ちなみに、抗生物質を飲んでるので、アルコールは多分いけないのだが、2日間は我慢して、最後の3日目は飲んでしまった。お医者さんからは、アルコールダメと特に説明を受けなかったし、そんなんでどこか悪くなったりしない。病は気からと、僕は本当に信じている。


2月13日、再度歯医者に行って、経過を見てもらった。特に問題無し。「どうしますか?」と聞かれ、「この際、他の治療もやりたいです」と答える。「それでは、かなり溜まっている歯石を取りましょう」と言われ、ドリルか何かわかんないけど、とにかく鋭利な器具で、歯石をゴリゴリ取られた。

もうこれも怖かった。なんで歯医者の器具って、キュイーーーーッ!!みたいな怖い音が鳴るのか。それが口の中で鳴るものだから、耳からでなく、体の中から脳みそに響くのだ。

歯石を取り終わった後は、高速回転するブラシみたいなもので歯磨きされた。更に、虫歯を予防するフッ素を付けて、また高速回転するブラシで歯磨きされた。この高速回転歯磨きは気持ちよかった。まず、鋭利ではなく丸いブラシなのである。尖ってないというだけで、ここまで人は安心になるのだ。さらにブラシである。歯石を削るドリルでないのだ。あと、キュイーーーーッ!!という音が鳴らない。

歯ブラシをしてくれるのは、歯医者さんではなく、おばさん歯科助手?さんだ。それが更なる安心感を与えてくれる。僕は、なんだか子供のころに母親に歯磨きしてもらっているような錯覚に陥った。更に、ベッドに寝ているのに、そのおばさん歯科助手さんの膝枕で歯磨きしされているのではないかと深い錯覚に陥った。

「あーなんだか気持ちいいなー」「そういえば、総武線に乗っていると御茶ノ水駅付近で見える、ひざまくらみみかき店。あの看板がもう何年も無くなっていないのがなんだかわかる気がするな。会社から1分だから今度試しに行ってみようかな。」とか思っていたら、歯磨きが終わった。

これが膝枕耳かき店↓


歯磨き後、実は歯石を取ってもらった違和感を、おばさん歯科助手さんに聞いてみた。「あのー、歯石取ってもらったら、下前歯の裏に穴が開いているように思うんですけど、開いてないですよね?ものすごい違和感なんですけど」と聞くと、「はい、大丈夫ですよ。それが本来のあなたの歯ですよ」

「おい俺はどんだけ歯石が溜まっていたんだよ。そりゃかなり溜まっていると言われるわけだ」と思いながら、次回の治療の予約をして帰宅した。


ちゃんと経過を見てもらったことから、抜いたところを全く気にせず食事をするようになった。しかし、まだ困ったことがある。

親知らずを抜く前、やたらと食べかすが溜まることを書いた。まるでブラックホールなんじゃないかと思うくらい、食べかすが溜まるのである。それが今は、親知らずを抜いて、更に大きなスペースが出来ている。

以前は、なぜ溜まるのか分からなかったので、ブラックホールと思っていたのだが、今は明確な理由が分かっている。今思っているのは、「俺はハムスターなんじゃねえか」と思うほど食べかすが溜まるのである。別に口の中に食べ物を保管しておきたいわけではないのに。

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どれくらい溜まるかというと。

今日、博多天神を食べた。僕はお腹が減ると博多天神を食べて帰宅する。(今日のは、油が多かったな。表面が透明になっている。)

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これが体重増加の原因のなのだが。食べ終わった後、さっと爪楊枝を使う。帰宅しながらも、「ネギとか挟まってないよな」とベロで探り帰宅する。帰宅したら、手洗いうがいだ。最近は親知らずを抜いたところに水流がいくような、グチュグチュうがいが出来るようになってきた。

グチュグチュ、ペーッと吐き出すと、約5mmの麺が4本、1㎜くらいの麺のかすが数個出てきた。「え?全く違和感のなかった口の中に、こんだけ麺が潜んでいるの?」

子供のころ、忍たま乱太郎の、稗田 八方斎(ひえた はっぽうさい)か、何かのアニメのキャラが、餃子を食った後に、「歯に挟まった具をあえて残し、その味を数日間楽しむのだ!」とか言って、主人公たちがドテーッ!とコケる場面が浮かんだ。今の僕は余裕でこれが出来る。

さらに驚いたのが、昨日、コールスローサラダを食べた後だ。(コールスローって大人になってから上手く感じるのはなぜなのだろうか。最近は黒コショウをたくさんかけると、さらに美味しくなることを知った。)

コールスローにはコーンを入れた。食事後、いつも通り大量の食べかすが溜まっている感があるので歯磨きをした。親知らずを抜いたところも念入に磨く。しかし、歯磨きしても口の中の違和感が無くならない。指で抜いたところを触り探ってみる。特に食べかすが出てこない。もうないのかなと思って、最後にグチュグチュうがいをした。

そしたら、コールスローのコーンが一粒そのまま出てきた。僕はびっくりした。つまり、コーンが完全に親知らずを抜いたところにハマっていたのだ。もはや歯だ。コーンの差し歯だ。このコーン歯は、歯ブラシでも指でも取れなかったのだ。僕はなんだか恐ろしくなった。このまま一生食べかすを気にしながら生きていかなければいのけないのか、、、。

早く歯茎が盛り上がって、抜いたところを塞いでほしい。切実に。また、おばさん歯科助手さんに聞いてみよう。


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