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【卓球】東京五輪奇跡の優勝!水谷/伊藤ペア!

興奮が収まらない。

なんと東京五輪混合ダブルスで、水谷/伊藤ペアが優勝したのだ。

これは奇跡としか言いようがない。

その興奮そのままにこれからnoteを書きたいと思う。誤字脱字があっても勘弁してもらたい。


僕は、東京五輪開幕前に、オリンピックチャンネルにて記事を書かせて頂く機会があった。気付けば開幕直前まで10個の記事を書くことになった。

卓球経験者として、「卓球はメダル獲得確実!」みたいな記事は書きたくなかったので、あくまでリアルに、最大限読んでいる人が期待感を持つような内容にするように意識した。

オリンピックチャンネルのなかで、一貫して変わらなかったのが、「混合ダブルスはメダル獲得の可能性は高い。日本卓球界が、初めて本気で金メダルを狙える競技」と書いていた。

そんな混合ダブルスが、本当に金メダルを獲得した。決勝戦前、リアルな勝率15%と思っていた水谷/伊藤ペアが勝ったのだ。6回か7回に1回に勝つ確率を引き寄せたのだ。

とにかく興奮している。勝った瞬間は、両親とテレビの前で大喜びした。この興奮を収める為にも、noteを書かせて欲しい。


7月24日。水谷/伊藤は1回戦。フェガール/ポルカノバ(オーストリア)に4-1で勝利した。当日、僕は、神奈川県のマスターズ予選に出場した為、試合結果を知ったのは、決定戦前で田辺君(日産追浜)に負け、帰りの電車でスマホを見た時だった。


25日。全身筋肉痛で起きた僕は、水谷/伊藤の準々決勝と準決勝を家で見た。

準々決勝は、フランチスカ/ゾルヤ(ドイツ)。実家に遊びに来ていた、元全日本ダブルスチャンピオンの妹に「日本ペアは、勝てるの?」と聞かれ「4-2勝ちかな」と答えたが、全く予想が外れた。

結果的には、フルゲーム、2-9、そして6-10から、最後は16-14で水谷/伊藤ペアが勝利した。


ここで一般視聴者として、厳しい見方を書かせてもらうが、この試合は伊藤選手が全く機能しなかった。普段は、台上からトリッキーなプレーで先手を取るが、それが入らず、ラリーになると台から距離を取ってしまい、打点が遅い。打点が速くても台から距離を取ったフランチスカには、全く効かずカウンターを受ける。

「あぁ、伊藤選手でも、台から距離を取った男子選手には全く効かないんだな。台から下がった伊藤選手は、普通の選手に泣てしまうんだな。」

と思いつつ、「フランチスカとゾルヤ強え、これはダメかもしれない」と正直諦めてしまった。

しかし、そこからレジェンド水谷選手が伊藤選手を引っ張る。けして、ベストなプレーではなかったが、台上の逆モーションプレー、チキータレシーブと、ミスしたら負けの場面で勇気をもって、仕掛けていた。

その後、マッチポイントを取られた後も、水谷選手は攻める!

最後は伊藤選手のロングサーブで得点したが、水谷選手のおかげで勝った試合であった。

ここで思ったのは、「水谷選手はこの2年。ベストなプレーは、ほとんど出来ていなかったと思う。Tリーグでもなかなかベストプレーは無かったし、、、。でもやっぱりこの五輪で力を発揮するのは、今までの実績や修羅場をくぐった経験があるんだな。」と水谷選手の力を改めて実感した。


準決勝の林昀儒/鄭怡静(チャイニーズタイペイ)との対戦も厳しかったが、伊藤選手が普段の力を発揮し勝利。銀メダルが確定。

そして、決勝戦である。


相手は、王者中国の許昕/劉詩雯(中国)。

僕は、決勝前の3位決定戦から、両親と食事をしながらテレビを見ていた。そして決勝戦が始まる。僕と父が決勝を見る。なんと母はベッドで寝てしまった。前日、ドイツ戦で1点目から最後まで、水谷/伊藤ペアが点を取る度に拍手したいたのに、、、


前半2ゲーム。日本ペアは圧倒されていた。あまり書きたくないのだが、正直ここまでも伊藤選手が全く機能しなかった。許昕のチキータに球が合わないし、とにかく特徴のあるバックが全く入らない。「あぁこれはドイツ戦みたいだな、、、」と思いつつ、水谷選手はなんとか、中国ペアに風穴を探していた。

3ゲーム以降、日本ペアに流れが来た、水谷、伊藤共にミスが少なくなり攻める機会が増える、比例するかのように、今まで全くノーミスだった中国ペアにミスが出てきた。特に劉詩雯のレシーブの安定感が無くなってきた。

日本が1ゲーム取り返した時点で、僕と父のテンションが上がる。Twitterを覗くと熱量も上がっているし、何個かのグループLINEも熱くなってきた。

そして、日本がゲームを取り、2-2のタイに。

ここで、僕は母を起こした。「なんでここで寝てんだよ!応援してくれよ!」と言い、「え?いまどうなの?」と聞かれ。「2-2だよ!」と答えると「あら!すごいじゃない!」と僕と父の応援に加わってくれた。

ここからは母は、1点ごとに「ヨーッ!」と拍手しながら日本ペアを応援してくれる。

「そうなんだよ。テレビの前での応援が、水谷/伊藤ペアの後押しになるんだよ!」と心で思いながら、接戦を見守った。

ゲームカウント3-2でリードした時点で、「もう50%勝ったわ」という父に対し「バカか!まだまだだわ!」と突っ込む僕。

案の定3-3となる。リードしても全く落ちつかない。「あぁ中国に対してセーフティリードなんてないんだな。だって、日本ペアは2-9から逆転したんだから」と思いつつ、「あぁ一昨日のマスターズ予選で僕は、田辺君(日産追浜)の粒高攻守に諦めずに戦えなかったな。情けない、、、」と思いつつ、試合をハラハラしながら見守る。

正直、最後はよくわからない。どんなパターンだったかも覚えていない。なんてったって、テレビの前で僕と両親は、本気で応援していたのだ。今まで、水谷選手と伊藤選手と書いていたが、「水谷君!美誠ちゃん!頑張れ!」と応援していた。


そして、なんと、水谷/伊藤ペアが優勝したのだ。

王者中国に勝って優勝したのだ。これはもう本当にすごい!めちゃくちゃすごい!

メジャーリーグの大谷選手の活躍並にすごい!つまり、卓球界の常識を覆す優勝ということだ。

1980年代後半、王者中国を、天才ワルドナー、アペルグレン、パーソンのスウェーデンが破った。そこから、1990年代中盤まで中国をヨーロッパが上回った時代があった。

この日本ペアの優勝は、中国以外の国に「中国も絶対ではない!」と思わせる結果だと思う。


優勝したら、泣いてしまうかもと思っていたが、全く涙は出なかった。これは、心のどこかで優勝するかもと期待していたかもしれない。

とにかく、優勝!金メダル!素晴らしい!おめでとう!


本日は、石川佳純選手、張本智和選手も接戦を制し勝利。このまま日本チームが勢いに乗って欲しいです。

伊藤選手は、シングルス、団体と一気に行って欲しい!

水谷選手は、少し休んで、団体でチームを引っ張って欲しい!

改めて、金メダルおめでとうございます!!!

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