サウナ初級者がホームサウナを探すーセンター南温泉 湯もみの里ー
サウナーというのは、誰もがホームサウナというものを持っているらしい。ホームサウナというのは、家にサウナを作るわけでなく、よく行くメインサウナのことだ。
今回は、ホームサウナを探す第2候補に行ってみた。
第1候補はこちら↓
土曜日9時前、起床した僕は、今日の予定を考えていた。特に予定は無い。誰かに連絡を取るか、一人で過ごすか。何個か選択肢が浮かんだが、結局選んだのは、ホームサウナを探すだった。サウナーがサウナに行くのが、サ活であるのならば、ホームサウナを探す活動なので、ホサ探活だろうか。(ホサシンカツと読む)
今回は、センター南温泉 湯もみの里 に向かった。
グーグルマップで調べると、家から3.2㎞、徒歩42分の距離にある。バスで行くか、徒歩で行くか迷い、徒歩で行くことにした。ちなみに、前回の港北の湯までも、徒歩で1時間以上かけて行っている。
天気は、曇り、気温28度。念の為、折りたたみ傘を持ち、出発した。BGMはハライチのターン2019年6月27日放送会だ。
マスクをして出発したが、歩いていると暑くなり、アゴにずらす。10分程歩くと、ベトナム土産のスタバ風Tシャツを着ている背中も汗ばんできた。マスクを着けているアゴも汗ばんできたので、マスクを外し、ポケットに入れた。
普段はマスクをしている為、ハライチのターンを聞いていても、存分にニヤニヤ出来るのだが、マスクを外している為、人とすれ違う場合は、ニヤニヤ出来ないのが辛かった。
しかし、闇の金儲け妖怪軍団のコーナーにで、
おっぱいを揉ませてくれそうな雰囲気は出すのに、実際は一切揉ませてくれない一反木綿、一切木綿がいます。
この場面では人がいるのに、ニヤニヤしてしまった。
歩き進めると、前に水鉄砲を持つ男の子2人が現れた。僕の前に2人ならんで歩きながら、シャカシャカさせて飛距離10m以上可能な水鉄砲で、標識を狙いまくりながら歩いていた。
「小さいころ、あの水鉄砲欲しかったんだよな―」と思い出しながら、「これ、スーッと抜かしたら気付かずに、水鉄砲で打たれるんではないか」と思い、男の子2人の狙いを見ながら、狙われないよう、自分は狙ってはいけない存在と分かられるように歩き、無事に抜かすことが出来た。
途中、小雨が降るも、「暑いからちょうどいいや」と感じながら、予定よりも5分程早く、湯もみの里に着いた。
1Fからエレベータに乗り、3Fのフロントに向かう。靴はサウナを意識して357番に入れた。
受付は爽やかなお姉さん2人組だった。靴のロッカーは自分で保管しているスタイルで、ロッカーのカギだけ渡される。「初めてですか?」と聞かれ、「初めてです」答える。
簡単に施設の説明してもらい、いざ出発。それにしても綺麗な施設だ。3Fで館内着を選び、4Fのお風呂へ。階段も物凄く綺麗だ。よく見ると、ポスター類が全く貼られていないからだろうと、今書きながら気づいた。
階段写真
ロッカーで裸になり、体重は60.5kg。汗かいて歩いてきたので、少し減っている。冷水器で水を大量に飲み、いざお風呂場へ。時刻は11時20分。
お風呂場をざっと見渡すと、やはり港北の湯よりも小さいようだ。(事前に調査済み)
頭と身体を2分で洗い、露天風呂へ。天気は曇り空。少し赤い?黒い?お湯で、しょっぱいタイプだった。テレビが付いており、KinKi Kidsのブンブブーンが流れていた。家だとただテレビを見るだけだが、温泉に入りながらテレビを見るなんて最高だ。
ところで、「キンキのことを嫌いな人っているのだろうか?」と思った。共に関西出身だが、兵庫と奈良で大阪ではない。笑いを取ってやろうという感じがないが、軽く面白い。見ていて不快を感じないのだ。これは2人がもう40代に突入している余裕からかもしれないが、国分太一は、空回り感があり「なんだかな―」と思う時がある。(と言いつつ、国分太一は好きである。)
汗ばみながら歩いてきたので、身体は十分に温まっている。40.7度の温泉に数分入り、室内のお風呂へ。
次は、天然濃厚炭酸温泉。これがすごかった。入ってすぐに、全身が炭酸の泡で包まれる。炭酸泉で、過去最高の早さ、量、細かさの気泡に包まれた。
次は、美泡風呂。細かい気泡でお湯が白くなっている。天然濃厚炭酸温泉に感動した為、このお風呂には全く興味がわかなかった。
ここまで11時30分。そしてサウナへ。
入り口前にサウナーシートが置かれている。しかし、北欧と違いただ置かれているだけだ。シートにかけ湯をして、サウナに持ち込む。
サウナ室内は、4段くらい有りなかなか広い。一番高い段に座る。と言っても段差はかなり低い為、温度差はあまりないかもしれない。
座ると正面にテレビ、王様のブランチが流れていた。サウナはTBS、露天風呂はフジテレビというわけだ。テレビ左に、88度を指す温度計と12分計。右にサウナストーン。
88度の為、天井まで距離がある為、熱さを感じない。なかなか汗が出ず、6分位から出てきた。10分で出ようかと考えていたところ、9分で「シュワ―」とオートロウリュがされた。
「どれくらい効果があるのか?」と思い、結局11分間入った。少し温度は上がるが、「おぉー来た来た!」とテンションが上がる程ではない。サウナ室の広さに対し、サウナストーンが少ないからか、天井が高いからか、いずれにしても、そんな感じのオートロウリュだった。
水風呂は18度台。「ぬるいかな」と思ったが、予想以上に冷たさを感じた。広さは、6人でも余裕を持って入れる。この日は多くて3人までだった。2分程入り、外気浴スペースへ。
この外気浴スペースが素晴らしい。寝そべられるチェアが4個。普通のチェアが6個。プラスチックの物ではなく、竹で編みこまれている風のチェアだ。
早速寝そべってみる。曇っているが、まぶしいので、「しょうもないもの見せてすみませんね」とこころで謝ってから、タオルは顔にかけた。気温28度だが、強めの風が気持ち良い。そのまま10分休憩した。
2セット目も、サウナ11分。水風呂2分。外気浴10分。
外気浴する人に対して、チェアが圧倒的に多いので、「そろそろ交代した方がいいかな」と気にせず休憩できるのは嬉しい。寝そべっていると、隣のおじさんがいびきをかき始めた。
これがカプセルサウナ、満員電車であれば、「うるせぇな、じじぃ」と思うのだが、「おーおっさん気持ちよさそうだなー」「いびきかきながら寝るなんて最高だなー」と、いびきすら心地よいBGMとして受け入れられた。
3セット目の前に、壺湯に入った。子供が大喜びするあの壺湯だ。2セット目のサウナも汗が出にくかったので、休憩後に身体を温めた状態で入った方がよいと思ったからだ。基本セットを崩したのだが、これがサウナのルール的に良いのか悪いのかは分からない。
3セット目も、サウナ11分。水風呂2分。外気浴10分。
壺湯に入った効果は少しあり、2セット目よりは少し汗が出た。と言っても、以前他のサウナと比べると少ない。
水風呂では、羽衣を感じることが出来た。「おー久しぶり羽衣さん」その後、ゆっくりと手足や体制を変えながら、どのようにすれば羽衣さんに会いやすいのか研究し、なんとなく分かり嬉しかった。
そもそも、広さに対して入っている人が少ないのが良いのだろう。また、ジャッバーン!「フー気持ちいいぜ!」みたいに入る人が1人もいなかったので、落ち着いて水風呂を堪能することが出来た。
外気浴は、普通のチェア。実はうすうす気づいていたのだが、僕は寝そべるタイプよりも普通のチェアのほうが、気持ち良さを感じるタイプのようだ。なんとなく、座っていた方が、身体の各部位の感覚を感じやすい。
と思っていたら、雨が降ってきた。そのまま休んでいたのだが、なかなかの雨で寒くなってきたので、また壺湯に入り、4セット目へ。
サウナで、千原ジュニアが食べログ4.0以上のラーメンを食べるのを見ながら、「ラーメン美味そうだなー。この後どうしようかなー」と悩みつつ過ごす。
水風呂には、先程研究した体制で入る。外気浴は3セット目に他の人がやっているのを見て覚えた、寝そべられるチェアをフルフラットにして休憩した。雨も止み、気持ち良く休むことができた。
最後に、露天風呂に入り、有吉くんの正直さんぽを見ながら、ビビる大木で思わず笑ってしまった。「良い心の状態になっているな」と感じながらお風呂を出た。
時刻は13時40分、体重は59.9㎏。久しぶりの50㎏台に満足した。
「さて、どうするか?」休憩するか、ビール飲むか。とりあえず館内着に着替え、5Fに向かってみた。寝転びスペースと、外には足湯があった。次は、3Fに向かう。
「お、漫画がある!」と思ったが、漫画スペースは岩盤浴の人専用だった。休憩スペースには、テレビ付きのチェアがたくさんあったが、暗く人が結構いたように見えた。お食事処をチラ見し、結局、寝ころびスペースで休むことに決めた。
また5Fに向かいながら、「なんか飲みたいな」と思い、4Fのロッカーによる。自販機には、牛乳類しかなかった。「これじゃないんだよ。炭酸が飲みたいんだよ」スルーして5Fへ。しかし、5Fには自販機がなかった。
また、3Fまで降りる気にはなれず、意外にも喉の渇きを感じなかった為、そのまま1時間くらい寝転んで休憩した。ここにも、いびきをかいているおじさん2人。気持ちは良いのに、全く寝ることが出来なかった。
途中から、「スーパードライ飲みてぇな」と思い始め、最後スーパードライで締めることに決める。
休憩後、足湯も体験。客は誰もいない一人占めだ。またお風呂に入る。人が増えていた。温泉を堪能し、身体をゴシゴシ洗い、終了。
湯もみの里を出て向かうのは、近くにあるまいばすけっと。スーパードライを1缶買い、人通りが少ない場所で飲んだ。センター南というのは、ファミリーが多いので、ビールを歩きながら飲んではいけない。
美味かったのは一口目だけで、残りは美味くなかった。やはり「お店でのむキンキンに冷えた生ビールが最高だな」と改めで学んだホームサウナ探しだった。
サウナ自体はいまいちだが、水風呂は良く、外気浴は最高。時間帯もあるが、お客さんも少なく、ほとんどがお1人様だ。落ち着いて、温泉、サウナを楽しめる、館内着で休憩も出来るので、トータルで考えると満足感は高い。なにより施設が綺麗なのは最高だ。
ホームサウナ探し、第3候補も体験してから決めたいと思う。