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脳梗塞後、初の中距離サイクリング…。

2023年11月4日(土)、脳梗塞後、初の中距離サイクリングに出かけた。高校時代の友人Yと先週文化祭に行ったのだが、その後、久しぶりにサイクリングに誘われたのであった。

6月にYに自転車で多摩湖に行こうと誘われたのだが、2017年の交通事故後にあまり自転車に乗らなくなったのと、2021年6月に脳梗塞になってしまったこともあり、クロスバイク自体を3年ほど玄関で放置していた。その間にいろんなところが劣化していて、点検整備をしなければならなくなり、その時は誘いに応じることができなかった。

2万5千円ほどかけて点検整備を行い、タイヤやチューブなども新調した。しかし、2023年の夏があまりに暑かったため、「涼しくなったら乗ろう」と思っていたら、あっという間に11月になっていたのであった。

前日に念のためクロスバイクを点検したところ、何とフロントのギアがアウターに入らない状態になっていた。6月の点検整備後は大丈夫だったのだが、自力でどう調整してもダメであった。午後早い時間だったので、自転車を購入した店に電話をしたが、誰も出ない状態であった(後で臨時休業であったことが判明した)。このままでは翌日のサイクリングをキャンセルすることとなると思い、近所のサイクルベースあさひに駆け込んだ。

以前クロスバイクで青梅まで出かけた時、青梅でフロントディレイラーが不調となり、サイクルベースあさひ青梅店に駆け込んだのだが、店員が神対応で、無料で修正してくれたのであった。この時直らなかったら、自宅までの35kmをどうやって帰ろうかと途方に暮れるところであり、店員がまさに神に見えた。なのでサイクルベースあさひの印象は良いのである。
2時間ほどの預かりになるということで、2時間後に自転車を受け取りに行ったところ、何と調整不能、シフターを交換する必要があるという話であった。
これでは翌日のサイクリングをまたキャンセルしなければならないと思ったが、別にフロントがアウターに入らなくても、リアを重めのギア選択すれば、問題なく走れるわけであり、とりあえず翌日は行くことにした。

当日、約束通り10:30に友人Yが世田谷から自走してきた。前日に自転車が不調であることを伝えてはいたので、Yは六角レンチとドライバーでわが愛車の調整を始めた。彼は自転車店の長男なのだ。

完全には直らなかったものの、問題なくギアはアウターに入るようになった。これを見ていた家人は驚いていた。確かにこれくらいの調整ができると、行った先で不調に見舞われても対応できる可能性が高い。

Yの自転車は電動アシストグラベルバイクというもので、タイヤは45Cと太いが、ハンドルはロードバイクのようなドロップハンドルである。強力な電動アシストで、太いタイヤでも軽々と加速するという。多摩湖自転車道の入口までは自分の自転車で行き、入り口で自転車を交換しようという。おそらく久しぶりに走る自分に対して気を使ってくれているのだ。ここはお言葉に甘えることにした。

左手首に装着したFitbitのエクササイズを立ち上げ、サイクリングを選択。GPSが起動し、これでサイクリング中の心拍の変動等いろいろな情報が取得できる。

Yの自転車はiPhoneをモバイルバッテリーに接続して、カーナビのように使用できるようになっていた。自分のiPhoneをセッティングしてもらい、Google Mapを立ち上げて走り始めた。
これは便利だ。もうサイクルコンピュータはいらないと思った。

小1時間ほど多摩湖自転車道を走り、無事多摩湖に到着。

多摩湖 中央に西武ドーム

SWARMで多摩湖にチェックインしてみると、前回訪れたのは2022年6月と表示された。しかしこの時は電車で来たので、さらに履歴を調べてみると前回自転車で多摩湖に来たのは何と3年以上前の2020年1月であった。
以前は毎週のように多摩湖・狭山湖までサイクリングをしており、通算100回以上は来ているのだが、もう3年以上もご無沙汰していたとは…。体も相当なまっているわけだ。
それにしても多摩湖の水が少ない。周辺部の湖底は見えてしまっている。100回以上来ているが、こんな状態は初めて見た。やはり雨が降らなかった暑い夏の影響なのか…。

昼食をどうしようかという話になった。数年前、Yと自転車で多摩湖に来た時には、富士屋という店でそばを食べた。

座敷にブラウン管のテレビとレーザーカラオケがあったので驚いた記憶がある。昭和の空間であった。
今回は狭山湖近くにあるイタリアンに行ってみることにした。狭山湖に行く途中通るたびに気になっていた店ではある。

営業していたので入店。ランチセットのパスタとピッツァをそれぞれ注文し、シェアすることにした。

パスタ

ピッツァは撮影する前にYが切ってしまったので、写真はない。結構美味しかった…。
近くの狭山湖に向かう。

狭山湖

こちらは多摩湖と違い、水はあるようだ。湖底が見えるようなことにはなっていない。
このまま来た道を帰るのかと思っていたが、Yが「体調に問題なければ多摩川に出て、下って帰ろう」と提案された。電動バイクに乗っていることもあり、全く問題なかったので多摩川経由で帰ることにした。
いつもは羽村に出ていたのだが、今回はそこまで足を伸ばさず、昭島の多摩大橋に出て多摩川を下ることにした。
Google Mapで、多摩大橋を目的地に設定し、スタート。
繰り返しになるが、便利だ。最近、多くの人がスマホをハンドルの上にセットしている理由が理解できた。

多摩大橋

形が特徴的な多摩大橋に到着。

この仕様を自分の自転車でも実現したいところだ

ここから多摩川自転車道を下っていく。
Yが稲城に激坂があるので、クロスバイクで挑戦したいというので、そこを目的地に設定して出発。
その坂は、かなりのクライミングであった。しかし電動バイクにとっては何ということはなく、強力アシストでグングンの登れる。恐るべし…。

坂の上から西方向を見る

坂を下りて、南武線の南多摩駅近くのセブンイレブンで、チョコモナカジャンボを食べる。久しぶりの運動で、どうしてもアイスが食べたくなってしまった。

ヤッターワン

南多摩駅の駅前に、ヤッターマンに登場するメカ、ヤッターワンがあった。

アニメのメカニックデザイナー大河原邦男さんは稲城市出身らしく、モニュメントが設置されているらしい。
Yによると隣駅の稲城長沼駅前にも装甲騎兵ボトムズのスコープドッグがあるという。

スコープドッグ

キリコ・キュービィーの搭乗機だ。おそらく実物大なので、これに乗るとなると中は結構窮屈なのではないかという話でYと盛り上がる。右脚と腹部にある取っ手を掴んで搭乗するのであろう。

シャア専用ザクとガンダム

これは稲城市観光案内所らしい。しかし何という贅沢、観光案内所にモビルスーツ2体が装備されているなんて。
それにしてもこうやって見るとシャア専用ザクは相当カッコいい。本当に通常のザクの3倍のスピードで移動できそうである。

ガンダムのマンホール

デザインマンホールも市内各所にあるらしい。一瞬全部撮影したいと思ったが、大変そうなのでやめた。

日の入りまで1時間ほどとなったので、調布で解散することなった。
自転車を交換して元に戻し、Yと別れる。自分は自宅まで3kmくらいだが、Yは世田谷なので10km以上はあるだろう。

FitbitのGPSで測定した走行距離

多摩湖・狭山湖往復で45kmくらいの走行だと思っていたが、久しぶりであるにも関わらず、58km以上走行することとなった。大半は電動バイクで会ったものの、さすがに脚が痛い…。
さらに自転車の振動が後遺症で痛みのある右手を結構刺激することがわかった。これは少しずつ良くなるといいのだが…。

フロントディレイラーとシフターの調整をして、できればiPhoneをセットできる仕様にして、少しずつサイクリングを再開したいところである。

カメラ:iPhone13

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