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2021年入院日記(回復期:17日目)

これは、脳梗塞を発症した自分の記録を思考が明確なうちに残しておこうというのが目的である。

7月17日(土)、晴。梅雨が明けて、抜けるような青空だ…。先週くらいから子供の夏風邪が保育園で流行っているらしく、お子さんを保育園に預けている女性の療法士が、子供が熱を出しているということでお休みになることが増えている。自分の担当の療法士さんもこれまで休んだことがあって、代替の方が対応してくれている。しかし、STは他の療法士に比べて人数が少ないため、対応がしきれなくなり、今日はSTのリハビリがないということになってしまった。地道に自主トレすることにしよう。

昨夜寝ている時から腰が痛く、昨日のリハビリで少し頑張り過ぎたのかも知れない。今日は家人が洗濯物を取りに来てくれる日なので、家にあるロキソニンテープを持ってきてもらおうと思ったが、勝手なことをすると怒られるかも知れないので、看護師さんに相談した。すると病院で出せるという。包括診療なので追加で費用はかからないらしい。

PTさんに腰が痛いことを話し、マッサージしてもらうも、改善せず。リハビリしてさらに痛い感じになってしまった…。

STのリハビリがないので、リハビリの合間の自由時間で嚥下の自主トレを行う。いつもSTさんとやっている舌の運動、表情筋の運動、メンデルソン手技前舌保持嚥下訓練などを一人で行う。

【メンデルソン手技(Mendelsohn maneuver)】

舌骨と喉頭の挙上量の拡大と、挙上持続時間の延長、咽頭収縮力の増加を目的とする。具体的方法は、舌骨と喉頭の挙上(hyolaryngeal elevation)と咽頭収縮(pharyngeal contraction)がピークに達した時点で嚥下を 一時停止するように指示し(嚥下したとき,のどぼとけが最も高い位置に保つように指示する)、この状態を数秒間 保った後,力を抜いて嚥下前の状態に戻す。

【前舌保持嚥下訓練】

咽頭期の嚥下圧生成源となる舌根部と咽頭壁の接触を強化する運動訓練。咽頭期の嚥下圧生成が不十分で、咽頭のクリアランスが低下した患者、咽頭期の舌根部と咽頭壁の接触不全、喉頭蓋谷のみ、または喉頭蓋谷を含む咽頭残留が認められる患者が対象。
挺舌した舌を上下切歯で軽く保持したまま空嚥下する。1 セッションに 6~8 回繰り返し、1 日 3 セッション、挺舌 位を徐々に増しながら6~12 週間行う。

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先般のシャキア訓練といい、地道だ…。

午後のOTとのリハビリも担当に人が休みのため、初めての男性OT。ところが彼の実家が我が家のすぐ近くであることがわかり、盛り上がったので楽しいリハビリとなった。

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