互いにつながっているのに分断している世の中になってきた

「どうぶつの森」というゲームを知っていますか?3月20日に任天堂スイッチで新作が発売されました。僕はプレイしていませんが、家族がこのゲームを楽しんでいます。

ゲームの中の一つの要素として、昆虫を捕まえるというのがあります。子どもたちは画面の中のチョウチョを追いかけて、「わ―!ワー!」言ってました。

さて、今滞在している家には、庭があります。庭には、菜の花やキャベツが植えられています。そこには、本物のモンシロチョウが飛んでいます。当然、子どもたちはこっちのチョウチョも捕まえたい。倉庫から虫取り網を取り出し、早速チョウチョの採集が始まりました。

子どもたちは、東京で木にとまっているセミの採集をしたことがあります。しかし、チョウチョの採集をするのは初めてです。「捕まえられない、捕まえられない!」と騒ぐので、どうしているのかと思ったら、飛んでいるチョウチョを追いかけています。これは絶対にゲームの影響です。ゲームの中で、飛んでいるチョウチョを追いかけていました。

妻が、「花にとまっているところを捕まえるんだよ」と、一度見本を見せました。子どもたちはそれを見て納得したようで、自分たちでも再チャレンジ。すると、一つの虫取り網を二人で持ち、結婚式のキャンドルサービスかのようにしているではないですか。微笑ましすぎる、かわいすぎる。広い空と温かい陽気、鳥のさえずりと花の香り。これぞ実家、田舎、日本の醍醐味です。

二日前にセブから日本へ移動しました。セブでの緊張感のある日々と、ここでのゆったりした時間は、全く違う世界です。二つの異なる世界を短時間で体験して、パラレルワールドの存在を意識しました。

都会と田舎でも世界が違う感じがするし、フィリピンと日本とでも世界が違います。その場その場で時間の流れと空間が異なります。どの世界も同時並行で存在していて、お互いにつながっている。新型コロナの世界の情勢を見ていると、互いにつながっているのに分断しているという不思議な世の中になってきたのを感じます。

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