視覚障害者向け音声ガイドから思う

ティーバーの解説放送やNetflixの音声ガイドは本当にありがたい。
それに慣れた結果、今度は音声ガイドの付いていないコンテンツを見続けられないことがある。
音声ガイドがないとき、時間は経過していくのにストーリーについていけない自分がいて、ついていけないことに耐えられないと、視聴をやめてしまう。
ついていけないというのは置いてけぼりをくらっているような気持ちがして、どこか虚しくて、どこか悲しい。
こういうちょっとした気持ちを今まで見ないようにしてきた気がする。
何かが足りないことを足りないと訴える人を見て、そんなに大きい声出さなくてもいいやんかと思ってきた。
でも、そういう人の気持に前よりも共感できる。
Netflixには音声ガイド付きコンテンツだけを絞り込む機能がある。便利な機能だ。
しかし、よくよく考えたら、コンテンツの内容で絞り込んで視聴するのではなく、音声ガイドの有無で絞り込んで視聴するという状態は視覚障害者の選択の幅の違いを表しているとも言える。
理想は、視覚に障害があったとしても、見たいコンテンツを選んだあとに音声ガイドのオプションを有効にするという状態。
音声ガイドがついているものの中から見たいものを選ぶというのは順番が逆になっている。
そんなことを書くのはめんどくさい奴と思われそうでイヤだったけど、こういうのも表に出していこうと思う。

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