木村英子議員の国会初諮問を聞いて感じたこと

11月5日、れいわ新選組の木村英子議員が国会で初諮問をしました。僕が一人の視覚障害者として感じたことを書きます。こちらの動画は、国会での質疑の一部始終となっています。

木村議員の質問の内容は、大きく分けて3点でした。防災時の障害者の避難経路の確保、避難場所となりうる学校のバリアフリー化の推進、多機能トイレの改善についてでした。それぞれの質問内容がとても意義深いと感じました。個別の内容もさることながら、僕が最も感銘を受けたのは、当事者が質問をするということの重みです。

同じ内容を健常者が話すのと当事者が話すのとでは、言葉の重みが違うと感じました。木村議員の言葉に熱を感じました。また、多くの障害者の思いが乗っているようにも感じました。今回の質問をきっかけに、さらに社会がより良い方向に向かっていくのだと思います。

質問の内容に戻ります。視覚障害当事者としても、災害時の避難経路には不安があります。避難場所への道を事前に覚えておく必要があるかもしれません。もし雨が降っていたら、右手に傘を持って左手に白杖を持って、慣れない道を歩くのは大変だろうなと想像します。避難所では、内部の構造をゼロから覚えていく必要があります。多機能トイレに関しては、僕個人は一般トイレで十分ですので、あまり多機能トイレは使いません。

また、もし自分が質問をするなら何を質問するだろうか、と想像しました。自分なら、駅のホームドアの設置、点字ブロックの課題、障害者への声かけの普及について質問をしたいと思いました。

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