あるコンビニ店員さんの少しずれてたけど憎めない思いやり

目が不自由な僕は、コンビニで買い物するときも店員さんやお客さんにサポートしてもらうことがあります。

コンビニの店員さんって、ときどき特徴的な人がいます。僕がよく利用していたコンビニにはこんな人がいました。僕がレジに持っていった商品を会計しながらこんな風に読み上げてくれます。

「鮭おにぎり。鳥五目おにぎり。むらさきの野菜生活。ダース・チョコレートのダーク。」

は、恥ずかしい。なんかすごい恥ずかしかった。

僕が目が不自由なのを知っていてくれて、それで僕が買おうとしているものを確認のために読み上げてくれていたのだと思います。商品の名前を口に出そうが出すまいが、自分の買おうとしているものは店員さんにしっかり把握されているわけですが、言葉にされるとなんか妙にナマナマしくないですか?

それでふと思ったのですが、何でも読み上げてくれるとしたら、エロ本持っていったときはどうするの? 僕はエロ本買っても見えないんだけど、「これは見えるんですね!」とか、機転利かせて言ってくれるとか? いやそれはないだろうな。そんな返しができる人だったら、きっと商品を読み上げてない。今となってみれば僕にエロ本をレジに持っていく勇気があればよかったのにって思うんですけど、そもそも雑誌コーナーでどれがエロ本なのかわからないっていう問題もあるよなって、妄想の中でなんとなしの解決を見た気がしました。

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