いつか障害を自分の使命と言えるように
ネガティブなことが自分の身に起きたとき、「どうしてこうなったんだろう?」とか、「どうして自分だけがこんな目に...」と思うことがありませんか?
僕は自分の目が失明するかもしれないと知ったのが14才のときで、そこから少しずつ目が見えなくなってきました。
目が見えないことのつらさというのは、目が見えないことそのものではありません。普通にできるはずのことが普通にできないことで、自分が劣っていると感じることがつらいのです。
そんなつらい気持ちが沸き上がってくると、「どうして自分だけがこんな思いをしなければならないんだ!?」と考えてしまいます。
でも、その答えはありません。「これが僕の人生なんだ」としか言いようがないと思っています。
「その困難を乗り越えられる人にしかその困難に見舞われない」
「それがあなたの使命だから。」
「生まれる前に決めてきているから。」
といったようなことを言われたことがありますが、こういう言葉に心が拒絶反応を示します。
その理由は2つあります。1つは、そのような声掛けをする人本人の納得のための言葉であって、相手のための言葉でないこと。もう1つは、目が見えないことが悲しいという気持ちが僕の心の中にあるということ。
きっと、本人が自分の気持として、「これが自分の使命」「この経験が自分には必要」って思えたら、ひとつステージが上がるのだと思います。
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