目が見えないとアドベンチャーが増える

目が見えないことで、普通のことがスリルになったり、少し怖いことがめっちゃ怖い経験になったりすることがあります。昨日今日と、少し足を伸ばして離島のホテルに一泊してきました。こちらではよくあるタイプのホテルで、プールとビーチが付いているホテルです。この一泊二日の中にもいろいろなアドベンチャーがありました。

昨日、折角なのでちょっと海に足を入れてみようと思い、裸足で歩き始めた途端、「イテーッ」と声を上げてしまいました。小さな貝殻やゴミを素足で踏んでしまい、足の裏が痛かったからです。隣りにいた妻は目が見えているので、痛くなさそうなところを選んで歩いていました。目が見えていなくてリアクションが大げさになるのは、ちょっと恥ずかしいです。

港から船に乗り込むときや船から港に上陸するときも、結構ドキドキです。海に落ちないようにという警戒心と足元の不安定さによって、見えていても結構不安です。目が見えないと尚更です。サポートしてくれる現地の船乗りの人たちも、僕の手を握る手に力が入ります。ギューッっと握られると、それでまたさらに緊張感が増しますが、今の所まだ海に落ちたことはありません。

目が見えない方が怖くなかったかもしれないということもありました。干潮時に船が乗客を乗せたり降ろしたりするために、海岸から海上に向かって長い桟橋がありました。全長100メートル以上あったと思います。その桟橋は竹でできているのですが、竹が腐っていて通ろのが不安な場所がところどころにありました。今日その上を歩いたのですが、目が見えない方が逆にスイスイ歩けたような気がしました。竹が腐っている箇所が目で見えていたら、結構不安が募った気がします。

自然豊かな場所に行って普段と違うことをするだけでもアドベンチャーですが、それにさらに目が見えないことが掛け算されて、僕なりの角度でいろいろと楽しかった一泊二日でした。

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