2030年の視覚障害者を取り巻く環境7つの未来予想

2030年までに、視覚障害者を取り巻く環境はこのようになっているのではないだろうか。当事者の立場で予想してみました。

視覚障害者が一人で外出できるテクノロジーの確立

視覚障害者が一人で外出するためのテクノロジーは、すでに色々と公開されています。しかし、まだ「これで安心!」というところまでは至っていません。例えば、GPSで道案内を提供するサービスは、地下や屋内では機能しません。また、目が見えない人にとって1mの違いが命に関わることがあります。そのため、GPSの精度のさらなる改善も望まれます。2030年にはこれらの課題が解決され、使いやすく安全な方法で一人で外出できるようになるでしょう。

駅のホームドアの設置率90%以上

すでに駅のホームドアの設置が着々と進んでいます。この流れは継続します。乗降客の多い駅が中心にまずます設置されていきます。乗降客の少ない駅や財政の厳しい駅では、クラウドファウンディングなどを利用して施工費を調達することもあるでしょう。

視覚障害者の職業選択の幅の拡大

視覚障害者の職業の幅が広がります。今後、視覚障害者の感性が注目されます。また、聴覚、味覚、触覚を活かした仕事が増えます。ファッション、食べ物、観光で活躍する人が出てきます。また、心や気持ちを扱う仕事でも、活躍する人が増えます。カウンセラーや接客業で働く人が増えます。

視覚障害者の国会議員の誕生

車椅子を利用している方だけでなく、視覚障害、聴覚障害、LGBTの方など、国会でもダイバーシティが進みます。視覚障害のある方は話すことが得意な人が多いので、弁論でも活躍するでしょう。

視覚障害者タレントの活躍

濱田祐太郎さんのように視覚障害のある芸能人が増えます。国会同様、芸能界でもダイバーシティが進みます。目の見えない人、見えづらい人の持つ感性を活かした企画が人気になります。

眼疾患の治療法の確立

すべての目の病気とはいきませんが、2030年にはいくつかの眼疾患が治るようになります。遺伝子治療、iPS細胞、代替療法などが進歩して、目の見えない人が目が見えるようになります。

視覚障害者も楽しめるエンターテインメントの拡充

映画、テレビ、動画、ゲームなど、映像を基本とするエンタメを視覚障害者でも楽しめるようになります。また、現在は介助者がいないと乗れないジェットコースターも一人でも乗れるようになります。

まとめ

2030年になると、これまで「無理だろうな」とあきらめていたことが、できるようになります。それをできなかった経験がある分け、感動するのではないでしょうか。もっと時代が進むと、次世代の視覚障害者は「できない」「難しい」「遅い」を知らずに育つかもしれませんね。

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