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栃木県高校野球「俺的注目選手55人」2024年 秋季大会


9月14日(土)に開幕する栃木県高校野球の秋季大会用の「俺的注目選手」を今大会も作成しました。

【注意】
これは個人的に注目したい選手のリストアップであり、能力の高い選手をリストアップした訳ではありません。
並び順は能力が高い順ではありません。夏の選手権の上位校の選手から並べただけです。
なるべく多くの高校から選びたく、1つの高校からは選んでも5名程度に絞って選考していますので、「あの高校の〇〇より、この高校の△△が良いのに」ってことはあると思いますが、ご容赦ください。




「俺的注目選手55人」内訳

・最注目選手(写真&選手特徴付き):10人
   → 栃木県の顔的存在の選手
・注目選手(寸評付き):45人
   → 上記10人以外で活躍が期待できる選手



<注目選手(写真付き) 10人>

※並びはランキングではありません。
※夏の選手権県大会の上位校順、学年順、ポジション順に紹介してます。

1.杉原 颯太(国学院栃木2年生)

一塁手
左投左打
175センチ、78キロ
大田原ボーイズ

スイングが鋭い強打者。
1年生夏から2番や5番の主軸バッターとして試合に出場し、以降、現在まで主軸を任され続けている。
柔らかいスイングは無駄がなく、鋭いスイングから強烈なライナーの打球を放ち、長打を量産する。
公式戦に初出場した1年夏では長打を含むヒットを量産し、1年生ながらチームのベスト4進出に貢献する活躍をし、それ以降1年秋、2年春、2年夏と出場した大会でもコンスタントにバッティングの成績を残し続けた。
また、2年夏の足利大附属戦で初ホームランを放つと、次の打席でも2打席連続となるホームランを打ち、一発の力があるところも見せた。
秋季大会も彼がどのようなバッティングを見せてくれるのか目が離せない。



2.北村 飛成(作新学院2年生)

一塁手、右翼手、投手
左投左打
173センチ、74キロ
作新学院中等部

強肩の守備と勝負強いバッティングで、攻守に優れた選手。
1年の交流戦で公式戦デビュー。その交流戦の栃木商業戦でホームランを放つなど、いきなり活躍した。
1年秋の県大会もレギュラーとして出場を続けたが、続く関東大会は骨折の怪我があり、ベンチメンバーから外れた。
骨折の怪我が治った2年春にレギュラーとして復帰。その間、体が大きくビルドアップ。その成果か、2年夏の選手権前の練習試合からバッティングは好調を見せ、その勢いのまま選手権大会でも活躍した。夏の選手権では4番を務めるなど、チームの主力として戦った。
また、その夏の選手権ではバッティングの活躍だけでなく、自慢の強肩でバックホームで相手走者を刺したり、ピンチの場面で際どいライト際の打球をダイビングキャッチしたり、チームを救う好守備を何度も見せた。
攻守において、素晴らしい活躍を見せている。
作新学院中ではピッチャーを務めこともあり、練習試合ではピッチャーとして出場することもある。



3.柳沼 翔(作新学院2年生)

一塁手、二塁手 
右投左打
182センチ、82キロ
浦和中央ボーイズ

大型で勝負強い内野手。
作新学院としては数少ない県外の選手。父が作新学院野球部OB。
長身でリーチを活かした力強いバッティングが持ち味で、1年生として出場した公式戦では栃木県大会・関東大会・神宮大会・センバツの全試合でヒットを記録するなど結果を残し、1年生ながら打線の中心選手となり、明治神宮大会では全試合4番を務めた。
しかし、1年生時の活躍から一転、2年春からはスランプに陥り、春季大会では大会を通じてノーヒットに終わった。
夏の選手権でも初戦からバッティングの調子が上がらず苦しんだが、最後の試合となった石橋戦ではあわやホームランとなるライトフライや2安打を放つなど良いバッティングを見せ、復調の片鱗が見えてきた。
これまで常にクリーンナップを任されているほど監督からの信頼は厚い。



4.土井 雄一郎(作新学院2年生)

二塁手、遊撃手、三塁手
右投左打
167センチ、72キロ
宇都宮リトルシニア

勝負強いバッター。
1年交流戦でメンバー入りすると、3番の主軸バッターとして起用された。その秋季大会では活躍を見せ、国学院栃木戦では鶴見投手からホームランを放ち、決勝の白鴎大足利戦では昆野投手から3塁打を放つなど、エース級のピッチャーからヒットを放ち、小柄ながらパンチ力があるところを見せた。
2年春に出場したセンバツ甲子園の神村学園戦では猛打賞を記録するなど、全国の大舞台でも素晴らしいバッティングを披露した。
2年の夏の選手権でも活躍を見せ、準決勝の石橋戦ではチーム唯一となる打点をたたき出すなど、チームを引っ張った。
打点を挙げる能力が高く、今年の公式戦での得点圏打率は驚異の10割である。
守備ではセカンドやショート軽快な動きを見せて安定している。



5.佐川 秀真(青藍泰斗2年生)

遊撃手
右投左打
175センチ、75キロ
真岡ボーイズ

流れるような動きをする好守のショート。
ショートの守備は上手く、打球の入り方、捕って投げる動作の速さが良く、どんなショートゴロにも対処し、華麗にアウトにする。栃木県高校野球界ナンバーワンのショート。
守備だけでなく、バッティングも良く、バットコントロールが巧みで、強く引っ張ったライナーを打つことが出来る。
1年夏から9番ショートとしてレギュラーとして出場し、守備では数々の好守を見せ、バッティングではヒットを打ち続ける活躍をした。
1年秋や2年春では主軸バッター&ショートとして出場し、ここでも好守に渡って活躍をした。
2年夏でもショートとして守備では大活躍をした一方、バッティングの方は不調に終わった。
1年生の秋からキャプテンに就任するほど精神的にもチームの大黒柱として頑張り、夏の選手権では2年生中心のチームでありながらベスト4まで進出した。
秋季大会では4番・ショート・キャプテンとあらゆる面でチームの中心となる存在である。



6.洲永 俊輔 (佐野日大2年生)

投手
左投左打
180センチ、78キロ
浦和シニア

変化球のキレが良く、奪三振能力が高いサウスポー。
公式戦最速141キロのストレートと、キレの良いスライダーとチェンジアップで奪三振を量産する。2年生とは思えないほど投球レベルが高い。
1年夏に公式戦デビューし、1試合のみ登板した。
続く秋季大会はケガでは1試合も投げられなかったが、秋の1年生大会で復帰した。
2年の春季大会では白鷗大足利の試合でエース昆野太晴と投げ合い、6回まで0対1の接戦(7回途中3失点)の好投をした。
続く夏の選手権の宇都宮南戦では多彩な変化球を駆使し、7回無失点の好投した一方、国学院栃木ではコントロールを乱し、4回4失点の敗戦投手になるなど、調子の波があった。
サウスポーとしての実力は県内トップクラス。エースとなる秋季大会では順調に羽ばたいてほしい。



7.井上 遥翔 (佐野日大2年生)

三塁手、一塁手、左翼手、右翼手
右投左打
178センチ、78キロ
上三川ボーイズ

スイングスピードが速いスラッガー。
中学時代で既にスイングスピードは驚異の150キロに達していた。
打球の角度を付けることが上手く、フライアウトになっても滞空時間が長いフライを打つことが出来る。
1年生大会では木製バットを使ってホームランを打つなど、金属バットに頼らない技術もある。
2年夏の選手権では結果が残せず、やや不本意な大会に終わったが、その後の交流戦では先頭打者ホームランを放つなど彼本来のバッティングを取り戻しつつある。
これからの成長が楽しみな世代No.1のスラッガーである。
守備は外野だけでなく、サードやショートもできる。



8.藤本 琉衣(宇都宮商業2年生)

投手
右投右打
180センチ、75キロ
今市中

速球派のピッチャー。
1年交流戦でベンチメンバーとして登録されると、2戦目となる佐野日大戦で公式戦初登板を果たした。続く秋季大会では初戦の栃木農業戦から3番手として登板した。
彼の特徴として、ストレートのノビの良さが挙げられ、そのストレートは2年春の時点で141キロを記録した。
春季大会の決勝・白鷗大足利戦では最終回1アウトで登板し、ストレートで押し、2者連続空振り三振を奪うピッチングを見せた。
コントロールにアバウトさがあるものの、そのアバウトさが逆にストレートの的を絞りにくくさせ、バッターに的を絞らせていない。
秋季大会では速球派ピッチャーとして、相手バッターを圧倒するピッチングを見せてほしい。



9.宍戸 那瑠(栃木工業2年生)

一塁手
右投右打
185センチ、78キロ
小山三中

大きな体のスラッガー。
1年秋季大会で初めてメンバーに入ったものの、2年春季大会までレギュラーを勝ち取ることができなかったが、2年夏の選手権でレギュラーとなり、4番を打つほどのバッターに急成長した。
その2年夏の選手権で大活躍を見せ、国学院栃木で二塁打を2本放つなど、大会を通して9打数5安打、打率.556、出塁率は驚異の.750(OPS1.333)と4番として立派な数字を残した。
バッティングはまだ脆いところが見られるが、フライアウトになっても打球は上手く角度が付いており、将来栃木ナンバーワン長距離ヒッターになるのではと期待させる。
一塁守備では長身を活かして、内野の送球をカバーができる。



10.古内 拓翔(白鷗大足利2年生)

三塁手
右投右打
172センチ、68キロ
仙台伊達リトルシニア

守備が良い内野手。
2年春季大会に初めてメンバー登録され、その春季大会中にレギュラーを勝ち取り、活躍した。
彼の特徴は守備の上手さであり、春季大会でのサードの守備では、球際に強いところやイレギュラーゴロにも対応できる反射的な能力も見せ、チームの優勝に貢献した。特に関東大会では数々ファインプレーを見せ、周囲を驚かせた。
バッティングでは非力感は少し感じるものの、春季関東大会は2番で起用され、決勝戦までは毎試合ヒットを放つなど結果を残し、春季県大会の佐野日大戦では満塁でタイムリーツーベースを放つなど、意外性の長打も見せた。
彼の守備プレーだけを見ても楽しめる選手である。



<注目選手(寸評付き名鑑) 45人>


※名前,学校,学年,守備位置,投打,身長センチ体重,特徴

11.平間 翔大(石橋2年生)

投手、右投右打、170センチ/72キロ
変則アンダースローピッチャー

12.鈴木 雅明(石橋2年生)

捕手、右翼手、右投左打、170センチ/67キロ
強肩で、チャンスに強いバッター

13.金子 洸大(国学院栃木2年生)

右翼手、右投左打、165センチ/72キロ
バッティングセンスが光るヒットメーカー

14.斎藤 奨真(作新学院2年生)

投手、右投右打、175センチ/76キロ
真上から投げ下ろし、角度のあるストレートを投げるピッチャー

15.小川 亜怜(作新学院2年生)

中堅手、右翼手、右投左投、176センチ/74キロ
バットコントールが天才的に上手いバッター

16.澤村 友真(作新学院1年生)

遊撃手、三塁手、投手、右投左打、174センチ/68キロ
流れるような守備のショート、かつ投げっぷりの良いピッチャーの二刀流

17.中田 吏(青藍泰斗2年生)

投手、左投左打、168センチ/66キロ
投球術が光る技巧派サウスポー

18.白土 秀哉(青藍泰斗2年生)

一塁手、右投右打、174センチ/80キロ
旧チームから4番に座る強打のスラッガー

19.鈴木 俊世(青藍泰斗2年生)

二塁手、三塁手、投手、右投右打、179センチ/80キロ
選球眼が良く、出塁率が高いリードオフマン

20.永井 竣也(青藍泰斗2年生)

中堅手、投手、右投右打、177センチ/76キロ
コントロールが良いピッチャー

21.佐藤 駿稀(文星芸大附属2年生)

一塁手、右投右打、176センチ/83キロ
旧チームからスタメンで出場している大型バッター

22.猪合 優利(文星芸大附属2年生)

遊撃手、右投左打、172センチ/65キロ
守備範囲が広く、球際に強いショート

23.津久井 雷仁(文星芸大附属1年生)

投手、左投左打、174センチ/75キロ
ノビのあるストレートを投げ込む1年生サウスポー

24.佐藤 琳月(宇都宮商業2年生)

投手、右投右打、174センチ/65キロ
コントロールが良く、ストライク先行で勝負できるピッチャー

25.鈴木 康真(宇都宮商業2年生)

投手、右投右打、173センチ/75キロ
コントロール良いサイドスローピッチャー

26.岸田 顕人(宇都宮商業2年生)

捕手、右投右打、174センチ/74キロ
強肩で守備力が高いキャッチャー

27.櫻井 剛志(佐野日大2年生)

二塁手、右投左打、179センチ/70キロ
走攻守・三拍子揃った選手

28.田崎 瑛大(佐野日大2年生)

中堅手、投手、左投左打、177センチ/71キロ
俊足で守備範囲が広いセンター

29.横山 健(宇都宮工業2年生)

投手、左投左打、182センチ/68キロ
内角をズバズバ突き度胸が良いサウスポー

30.石澤 蓮雅(宇都宮工業2年生)

一塁手、左投左打、170センチ/65キロ
旧チームからクリーンナップを任されている強打のバッター

31.黒﨑 優作(宇都宮工業2年生)

二塁手、遊撃手、右投左打、168センチ/62キロ
強肩が売りの内野手

32.沼尾 優希(宇都宮工業2年生)

中堅手、左翼手、右投右打、172センチ/64キロ
守備が良く、打てるリードオフマン

33.荒川 來紀(栃木工業2年生)

中堅手、右投左打、178センチ/69キロ
足が速く、守備範囲が広いセンター

34.山田 鉄平(栃木工業2年生)

右翼手、投手、右投左打、179センチ/81キロ
ノビのあるストレートが特徴的で、打てるピッチャー

35.吉原 啓太(鹿沼商工2年生)

投手、左翼手、左投左打、175センチ/66キロ
緩急を付けた打ちにくい投球が光るピッチャー

36.柏崎 陽斗(白鴎大足利2年生)

投手、左投左打、180センチ/75キロ
U15を経験した変則サウスポー

37.野澤 瑛斗(白鴎大足利2年生)

投手、右投右打、170センチ/70キロ
空振りを取れる良い変化球を持つピッチャー

38.玉木 匠(宇都宮南2年生)

投手、右投右打、177センチ/64キロ
力強いボールを投げるパワーピッチャー

39.山本 旭哉(宇都宮南2年生)

投手、左投左打、163センチ/60キロ
変化球のキレが良い技巧派サウスポー

40.天下谷 栄斗(宇都宮南2年生)

三塁手、右投右打、180センチ/75キロ
鋭いスイングから速い打球を放つ主軸バッター

41.矢口 優芯(宇都宮南2年生)

遊撃手、右投左打、164センチ/55キロ
俊足でダイヤモンドを駆け回る選手

42.大沼 悠真(宇都宮南2年生)

中堅手、右投右打、170センチ/63キロ
俊足を活かしたプレーで攻守の中心になる選手

43.田波 聖樹(小山南2年生)

三塁手、一塁手、右投右打、168センチ/87キロ
ガッチリ体型でパワフルなスイングをするバッター

44.エミール・プレンサ (幸福学園2年生)

投手、左翼手、右投右打、187センチ/97キロ
身体能力がバケモノの元中日ドミンゴ・グスマンの息子

45.ユニオール・ヌニエス(幸福学園2年生)

捕手、左翼手、右投右打、187センチ/97キロ
矢のようなスローイングをする強肩キャッチャー

46.前澤 駿大(矢板中央2年生)

投手、右投右打、168センチ/68キロ
ワインドアップで投げっぷりが良いピッチャー

47.市村 勝也(矢板中央2年生)

捕手、左翼手、右投右打、181センチ/84キロ
当て勘が良く、勝負強い右打者

48.塩田 懐大(栃木商業2年生)

左翼手、右投左打、174センチ/72キロ
バットコントロールが良く、頼れるバッター

49.舟山 創大(那須拓陽2年生)

一塁手、左投左打、179センチ/97キロ
ツボにはまれば長打がある大型左打者

50.白石 利柊(那須拓陽2年生)

遊撃手、右投右打、169センチ/54キロ
フットワーク良く守れるショート

51.小森 優希(那須拓陽2年生)

左翼手、右投右打、180センチ/76キロ
一発を打てるスラッガー

52.和気 建(上三川2年生)

左翼手、右投右打、174センチ/77キロ
下級生時から4番を打ち続けるチャンス強いバッター

53.岡安 康仁(烏山2年生)

投手、一塁手、右投右打、180センチ/69キロ
角度あるボールを投げるピッチャー

54.相田 凰貴(鹿沼1年生)

投手、右投右打、174センチ/68キロ
スライダーのキレが良く、空振りを取れるピッチャー

55.鈴木 琉生(宇都宮清陵2年生)

投手、右投右打、176センチ/72キロ
ピッチングもバッティングも良い二刀流



「俺的注目選手」号とは

栃木県には優秀な高校球児がたくさんいるのですが、それが全国の高校野球ファンにあまり知られてないことを残念に思い、栃木の高校球児をもっと知ってもらいたく、各大会前にこの「俺的注目選手」号を作るようにしました。
これを発行するようになり、ファンや選手や保護者の方々から嬉しい反響がたくさんありました。発行した甲斐がありました。
今後も発行し続けたいので、感想や良い選手情報を待っています。
球場で直接か、X(旧Twitter)やInstagramのDMなどでお声かけください。


<SNSアカウント>


・X:https://x.com/teru_hanshin

・Instagram:https://www.instagram.com/teru_hanshin?igsh=dDRzMDJhaTBwOTFp&utm_source=qr



<お礼>

・まっしゅさん、:写真の協力、ありがとうございました。
・ゆうくん:イラストの提供、ありがとうございました。
・写真を提供してくれた選手の方、ありがとうございました。


参考:2024年 秋季大会トーナメント



参考:2024年 夏手権大会トーナメント



参考:現役投手 球速ランキング

※公式戦のみ
※130キロ以上



参考:栃木県高野連ホームページ

栃木県高校野球連盟栃木県高校野球連盟では、県内の各大会の日程や試合結果、連盟からのおしらせなどの情報を発信しています。



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