「訓練として耐え忍びなさい」
「訓練として耐え忍びなさい。
神はあなたがたを子として扱っておられるのです。
父が訓練しない子がいるでしょうか。」
(へブル人への手紙 12章7節)
子どもキャンプに講師として参加したとき、ある牧師と同室になりました。
その先生は40年間牧師の妻として御主人と教会とに仕えられた後、自らも牧師となりました。
しかしほぼ同時期に御主人を天に送り、その後約15年間、一人で教会を守って来られた方です。
来年度一年間奉職したら、定年80歳となって引退することになっています。
先生は「最近どうしていらっしゃいますか」と私に尋ねてくださったので、「今教会の駐車場のことで頭を悩ませています」と答えました。
すると先生は私にこのようにおっしゃいました。
「教会は生き物だから、一つの問題が片付いても、また次の問題がやってくる。
でもそれはあなたを苦しませたいからではなくて、あなたが成長するため、教会が成長するために、神がチャンスをくださっているのですよ」。
その言葉を聞いたとき、自分は何て狭い視野で、目の前の問題だけを見ていたのだろうと目が開かれる思いがしました。
ただ問題だけをどうにか片づけようとそればっかりで、教会や自分の成長の機会と考えられなかったのです。
その時この上記のみ言葉を思い出しました。神様は私や教会を愛しておられて、いつだってその解決策を用意して待っておられる。
私が神に頼り、祈るのを待っておられるのだと分かりました。
先生の言葉から、50年間神に仕えて来られた厚みを感じました。
自分も神から受ける訓練と愛を通して、そのようなキリストの弟子、神の愛する子と成長できるように願ってやみませんでした。
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