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花蓮で朝ご飯と素食のこと色々まとめた


花蓮2日目。朝6時50分起床。台湾の朝の空気が大好きです。空気が濃くてわくわくする。
朝ご飯を兼ねて散歩へ。台湾の朝ご飯屋さんは5時半〜7時くらいにはオープンしていて、地元の人が並ぶところは高確率であたりである。

朝はこちらのお店へ。素のマークがついたサンドイッチと、あとなんかわからんけどサラダとかかな?というやつと、豆乳をたのむ。
と、ハンバーガーと、サンドイッチが出てきて焦った。しかもチーズも卵も入っている。え!?ヴィーガンって
卵も乳製品もNGじゃなかったかしら…?なぜ? 
 とりあえず一口食べてみる。 カリッと焼かれたバンズに、ゆでたまごと、野菜とチーズが挟まっていて、ドレッシングは、オーロラソースみたいな少し甘めで最高に美味しかった。サンドイッチの方は、卵焼きと野菜のサンドでした。バンズの上のつぶつぶ達が美味しかった。

流石に朝からボリューミーなのを2つも食べれなくて、お持ち帰りした。

精緻餐點類 雜糧堡 吉士蔬菜


色々謎がとけるのですが、まず1つ。
「精緻餐點類 雜糧堡 吉士蔬菜」
ハンバーガーきてびっくりしたやつ。
「精緻餐點」の文字。私は、勝手に「精進料理」かな?
と思っていたのですが、そうではなく繊細な、とか、丁寧に作られた、とか、そういう意味だった。さらに、「雜糧堡」は、全粒粉や、雑穀粉を利用したハンバーガーって、ちゃんと書いてた。「吉士蔬菜」チーズ野菜とも、ちゃんと書いてました〜!!
1つの、メニューから色々学ぶことが多くて楽しい。
 体験から、言語を学ぶのが1番だと思うのですが、私はこの文字の意味達を自分で調べて、それを食べているので最強だなと思います。

そして、素食について。

 私が台湾に来る前まで考えていたのは「素食」=肉や、卵、乳製品を一切取らないものだと思っていた。
しかし、素食とは、「宗教上の理由で、肉や魚といった生き物や、五辛香を食べない。」という考え方であり、「動物愛護や環境問題のために肉や魚を食べない」ヴィーガンなどの考え方とはまた違った理由で野菜中心の食生活を送る人達のことをいうのだと知った。

また、素食の中でも、「全素・純素」「蛋素」「奶素」「蛋奶素」「五辛素」「海鮮素」「鍋邊素」など色々あることがわかった。

①「全素・純素」は、ピュアベジタリアン。肉や魚だけでなく五辛香と呼ばれる、「にんにく、玉ねぎ、にら、ネギ、らっきょ」なども食べてはいけない。これらの五辛香は、匂いや辛さがきつく、身体を刺激してしまうこと、精力がつき、修行に集中できないから。などの理由があるらしい。実に宗教的である。しかも、その由来となった神話も面白そうなんだよな…もっと調べたい。

②「蛋素」は、卵は食べてオッケー。だいたいのお店で見かける素の文字は、卵オッケーだと思う。素のマークのサンドイッチにも卵は入っていたし、他の素食の店で、卵とトマトの炒め物があった。

③「奶素」は、乳製品オッケー。チーズや、ミルク入ってます。

④「蛋奶素」は、乳製品と卵オッケー。肉以外大丈夫。
 
⑤「五辛素」は、卵と乳製品だめだけど、五辛香オッケー。私が思ってた台湾に来る前の素食(ベジタリアンや、ヴィーガン)は、これでした。場合によっては、卵や乳製品オッケーみたい。

⑥「海鮮素」は、五辛香と海鮮オッケー。ペスカタリアンと呼ばれるジャンルかしら。

⑦「鍋邊素」は、同じお皿や、鍋に盛られてても、肉や海鮮を食べずに、素食(野菜など)を選べばオッケー。
という考えかた。これは、外食文化が根付く台湾らしい考え方だなと思った。外食の時に、友人たちと大皿をシェアして食べることも多い台湾。素食の人だけが肩身の狭い思いをしないように「肉と一緒に調理されたやつでも、野菜しか食べないならベジタリアンだよ」みたいなゆるさを持てるの台湾らしいすぎるな。

台湾の中では、宗教的な意味だけでなく、健康にいいから素食を食べる人もいれば、動物愛護の観点で素食を食べる人もいる。その選択肢が容易にできるほど街に素食(ベジタリアン料理)が沢山あるのは素晴らしい。
また、1日1食を素食にしている。月に数回素食を食べる。など、人によって頻度や重要性も違うらしい。そのゆるさも台湾らしくて好きだ。素食では、肉の代わりに豆皮と呼ばれる湯葉の硬いやつとか、厚揚げとか、大豆ミートなどが使われる。こんにゃくもかな?肉の代用の種類が豊富だから、料理にも幅が出るんだろうなと感心。まだまだこれからの旅で素食を食らっていきたい。


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