自作キーボード作る1(構想編)
先日Lightroomで使えるマクロパッドを作成した記事を公開しました。
キーマップをいじったりもして、実装も完璧だぜ!ってことでキーボード作っちゃいます。
別にキーボードを一日中叩くような仕事をしているわけではないのですが、キーボードってかなり使用頻度の高いガジェットだしもっと選択肢があってもいいんじゃない?って思ってます。
ストレスフリーに作業をしたい!PCはハイスペックなものを買わないと!
モニターも作業効率に直結!大きくて高解像なモニターを買わないと!
肩こり腰痛になったら大変!椅子はいいものを買わないと!
作業中は音楽で癒されたい!オーディオはいいものを揃えないと!
云々
ということですね。
基板を決める
自作キーボードはキットとして有志の方々が作られたものが販売されています。
これらはたくさんの試行錯誤を重ねたうえで作られたものであるのでよりend game (*1)に近いと思われますが、組み立てるだけ感が否めない。
もう少し根っこの部分から作れるのがいいなあ。でも量産しないからプリント基板(PCB)外注はできないしなあ。と思っていたところ、SU120という基板が販売されているのを見つけました。
https://github.com/e3w2q/su120-keyboard
それぞれのマスに一つずづキースイッチが入るようになっていて、切り取って外周にあるビスケットで繋げば自由なレイアウトが作成可能ということです。
まさに求めていた、「いちから」と「キット」との間を埋める感、最高ですね。
キー配列を決める
一般的にキー配列と聞いて思い浮かべるのは以下のJIS配列とUS配列ですよね。
JIS配列は一般的な日本語キーボードで、英語/日本語変換キーなどがついていて日本語入力に便利になっている一方、
US配列のキーボードは若干コンパクト、クオーテーション(')がシフト無しで押せる、珍しいのでドやれる(?)などといった特徴があります。
(出典: https://blog.tsukumo.co.jp/gaming/2015/04/post_16.html)
一方、深淵なキーボード沼の世界はキーの位置関係まで変えてしまいます。
詳細な紹介は数がありすぎて面倒なので以下のURLを参照してください。
(https://salicylic-acid3.hatenablog.com/entry/key-layout)
なんでも、一般的なraw staggered (横に少しずつずれて並んでいる配列)という配列はタイプライターのころからの名残らしいです。
自作キーボード界の住人たちが日々最適なキーレイアウトを求めて実装にいそしんでいるということですね。
今回作成するキーボードは、格子配列(Ortholinear)を採用することにしました。
理由としてはSU120がもともと格子配列をしていること、ケースやキーキャップ形状が簡単なこと、そして一番コンパクトになるからです。
45キーのほぼ40%レイアウトということで数字キーが無いですが、せっかくの格子配列なので左下にテンキー配列を作って対応することにしました。
ロータリーエンコーダーを左右キーにするとことかSquare latticeとかβ構造とか他にもこだわりがありますが、今回はこんなもので。
部品調達編に続きます。(予定)
*1. 自作キーボード界で真に最適なキーボードにたどり着くことらしい。青軸だったり銀軸だったりエルゴノミクスだったりcolumn staggeredだったりArtisan keycapだったり光ったりしたりする。
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