翻訳から逃げる翻訳会社

納品された翻訳物に対して「翻訳としてどうなのか?」と良否を問うと、まともに回答しない。また、自分たちの意見や提案さえできない。

某所に「翻訳の玄人がいる翻訳会社を、誰か知りませんか?」と書いたのは、プロフェッショナルとして、こういったことにちゃんと対応できる翻訳会社に、いまだ出会っていないからだ。

言葉の端々に感じられるのは、翻訳として評価したり、その先にある議論を避けたいという意思が働いているのだろうということ。それを裏返せば、「翻訳に対する理念を持っていない」「翻訳の知識が乏しい」ことがあるのだと思う。

判断を顧客に丸投げするプロがいるだろうか?

自分たちが生業にしている領域なのだから、せめて自分たちで判断し、その判断に基づいた意見や提案を、根拠を示して回答するのがプロフェッショナルではないだろうか。

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