【体験談】家族がうつ病になり、支える側の話

私は適応障害と診断されてから5年が経った。その間、薬を減らしたりしながら、なんとかやってきた。

妻は私が適応障害になる前から知り合いだった。元気だったころの私を知っている。早く元気になって欲しいとよく言われる。

育児で煮詰まっていた時期だ。「いつよくなるの?」と言われたことがある。「あなたは嫌なことや辛いことがあるとすぐ病気を言い訳にしたり、逃げ込むクセがある」「あなたがそんな状態だから、私はいつも言いたいことが言えずに我慢している」


発言の是非はともかく、妻が追い詰められていたことは間違いない。
すでに妻もうつ状態だったのかもしれない。精神科やカウンセリングに行くことも考えた。

ふと、行政がやっているサービスを思い出した。
私の県では、「うつ病の家族を持つ人むけサービス」を行っている。
そこに予約をした。


結果として、とてもよかった。
精神科の医師と、担当職員の二人で妻の話を聞いてくれた。私のおくすり手帳を持っていき、薬を飲みすぎではないか、治療方針は間違ってないかなどを質問した。とても丁寧に回答してもらえた。

精神科の診察は5分程度で、治療の方針や自分がどんな状態なのかは説明されないので分からなかった。
(これは私が通院している病院が特別ひどい、というわけではなく、一般的なことらしい)
精神科の1つの意見として以下のリンク


行政のサービスの予約をして、実際に行くまでに2~3週間ほどかかった。
この時、このサービスを利用していなかったら、夫婦共倒れになっていただろう。
無料で利用できるので、知っておくべきだ。

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