リワークで自分の役割について考えてみた

自分はどんな役割を果たす必要があるか、自分の役割を考えたことがあるだろうか?

リワーク通所をきっかけに改めて自分の棚卸をした。

ライフロール(人生役割)の棚卸


ライフロールは、

  1. 息子・娘(自分が子供としてふるまう)

  2. 学生(何かを学んでいる状態)

  3. 職業人(仕事をしてお金をもらっている)

  4. 配偶者

  5. ホームメーカー(家事など)

  6. 親(子供を育てる側)

  7. 余暇を楽しむ人

  8. 市民

の8つの役割がある。
これをそれぞれ10点を最大値として点数化していく。
自分の場合、休職前は職業人と学生が10点で、ホームメーカーや配偶者、親としての意識は3点ぐらいだった。余暇はほとんど大切にしていない。
仕事についていけていない、自分のスキルが足りていないという認識だったので、ひたすら仕事のことを考えていたし、自由になる時間も仕事のことを考えていた。

かといって仕事ができるようになったかというとそうでもなく。

休職後は、仕事をしていないということもあって職業人としての意識は半分以下になった。それ以外に親としてやホームメーカーの役割を強く意識するようになり、10点になった。
育児にとりくむ時間が増えたり、家事をやるようになったからだ。

仕事と育児、どちらが大切か?
育児にたくさん関わりたいが、食い扶持を得るためにも仕事は必要だ。
仕事も、今だけの給料じゃなくて、先々の、子供が大学に行くためのお金などを考えると、貯金ができるくらいのお金が欲しい。…なので、長期的に見ると仕事も重要だ。

今は、仕事を休んだことで「育児も重要だ」という視点が持てた。それだけでも変化があった。


役割ネットワーク

自分自身(私)が中心に置かれている。
自分を取り巻く人々を周囲に書き、つながりの重要さや機体の大きさを線の太さで表現する。

役割ネットワーク図の中で復職後に自分自身に強い影響を与える相手を5人選び、次の役割の棚卸しリストを作成する。


役割の棚卸しリストの作成

自分が周囲からどのような役割を求められているか? をリスト化する。
これは復職後…ではなく、自分が復職した瞬間、復職して1週間程度に限定して考える。

上位5人から、どのような役割を求められているかリストアップする。
そして、それぞれの役割について

  • 役割曖昧性(相手からの期待が読みづらい)

  • 役割過剰負荷(相手からの期待が自分のコントロールできるレベルをオーバーしている

  • 役割葛藤(二人以上の関係者がお互いに矛盾しあう期待を抱いている)

の3つで評価する。

僕の場合でいえば、会社からの役割葛藤と、妻からの役割葛藤があった。
対応としては、葛藤で起こる感情面のしこりを減らすため、関係者と役割に関して話し合うこと。

大事なのは、自分一人で完結しないこと。一人で完結してしまうと、誰かをがっかりさせたり、答えるだけのやる気や能力がないように思われる危険がある。



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