ダイビングインストラクターの賃金向上への道:持続可能な価格設定とクオリティの重要性



皆さん、こんにちは!
PADIコースディレクターの我妻です。

今回は、ダイビングインストラクターとして活動している方々へ向けて、賃金向上のための重要なポイントについてお話しします。
物価の上昇や世の中の賃金の改善が叫ばれる中、ダイビング業界も例外ではありません。
しかし、今の業界の現状、低価格での競争が激しい状況では、どのように賃金向上を実現するかが重要です。
賃金の向上と労働環境の改善、またワークライフバランスの見直しによって、若い人たちの業界への参入と長く業界が続くことができると考えています。
そのために どうするべきか?を考えてみたいと思います。


1. クオリティと専門性の向上

低価格競争に巻き込まれずに、賃金を向上させるためには、サービスの質を向上させることが鍵です。
専門的なスキルや知識を深め、質の高い指導力を提供することで、顧客は高い水準のサービスに価値を見出します。この差別化が賃金向上の一翼を担います。
また、業界の中の人が誰のために仕事をするのか?を明確にすべきです。
自らの満足のために仕事をするのではなく、顧客にどんな「いいこと」「素敵な思い」を提供できるのか?
そこがベースだと思っています。

2. 持続可能な価格設定

低価格競争に陥ることなく、サービスに見合った適正な価格設定を行うことが不可欠です。
持続可能な価格で運営することで、適切なマージンを確保し、インストラクターに適正な報酬を提供できます。
お客様にも安心感を与え、ロイヤルティを構築しやすくなります。

3. 価値の伝達

顧客に向けたブログやSNSを活用して、ダイビングの魅力や安全性、インストラクターの専門性を伝えることが大切です。
価値ある経験を提供することで、お客様は価格以上の価値を感じ、賃金向上の理解を得やすくなります。
キーワードは「価格以上の価値を提供する」ことだと思っています。

4. 教育と啓蒙活動

業界の健全な成長のために、お客様に業界の裏側やインストラクターの労働環境について理解を深めてもらう啓蒙活動が必要です。
透明性を重視し、ダイビングの楽しさと同時に、プロフェッショナルとしてのインストラクターの重要性を伝えましょう。

結びつけ

ダイビングインストラクターの賃金向上は、価格だけでなく、質と価値の提供が鍵を握っています。
持続可能な価格設定と、お客様への価値の伝達を通じて、業界全体が健全に成長し、賃金向上が実現することを期待します。
業界にもっと若者たちが参入し、キラキラした目で楽しみながら価格以上の価値を提供できるプロが増えますように!

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