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インストラクターとダイバーの視点

水中世界の探求は、ダイビングやスノーケリング、もちろんフリーダイビングというアクティビティを通して実現されます。 しかしながら、その魅力と同時に潜伏する潜在的なリスクを認識し、安全確保を最優先事項として行動することが不可欠だと思っています。 今日は、熟練したダイビングインストラクターとダイバーそれぞれの視点から、安全なダイビングの実現に向けた役割と責任について考察します。 1. インストラクターの視点 Thinking Like An Instructor. 熟練したダイ

    • ダイビングインストラクターの賃金向上への道:持続可能な価格設定とクオリティの重要性

      皆さん、こんにちは! PADIコースディレクターの我妻です。 今回は、ダイビングインストラクターとして活動している方々へ向けて、賃金向上のための重要なポイントについてお話しします。 物価の上昇や世の中の賃金の改善が叫ばれる中、ダイビング業界も例外ではありません。 しかし、今の業界の現状、低価格での競争が激しい状況では、どのように賃金向上を実現するかが重要です。 賃金の向上と労働環境の改善、またワークライフバランスの見直しによって、若い人たちの業界への参入と長く業界が続くこと

      • 夢を実現するために―ダイビング業界の未来を築くための総合的な努力

        こんにちは、私は40年以上にわたり、海の中でのダイビングを通じて夢を追い求めてきたインストラクターです。 南の島でのスタートから始まり、優雅な海の生活を謳歌しながら、波に揺られてきました。 この素晴らしい冒険に身を投じることで得られる感動と喜びは、何物にも代えがたいものです。 しかし、同時に直面している課題もあります。 多くの若者が夢を追いかけるものの、何らかの事情で途中で挫折してしまう現実。 これに真剣に向き合い、未来のダイビングインストラクターたちが夢を実現できるように

        • 夢を叶えるために

          私自身、ダイビングインストラクターとして、海と関わって40年近くなります。 私のダイビングキャリアのスタートも南の島でした。 南の島で優雅に暮らす。 海に潜り続けて生活したい! そんな夢を持っている若者は昔も今もたくさんいると思います。 しかし、何らかの事情でその夢が砕かれる状況を目の当たりにしてきました。その事情が何であれ、夢を夢のままではなく現実にするために、業界がしなければいけない努力項目はなんでしょう? 昔と違ってダイビングインストラクターも職業の選択肢になってい

        インストラクターとダイバーの視点

          ダイビング業界の未来を考える:働き方改革の必要性

          皆さん、こんにちは。私はPADIインストラクターとして40年近くダイビング業界で働いています。 最近感じるのが、ダイビングインストラクターの年齢が高くなっていること。 つまりは、若い世代があまりこの業界に定着していないことなのです。 何が原因なのか? 今回は、ダイビング業界が抱える課題と、それを改善するための提案について考えてみたいと思います。 現状の問題点 ダイビング業界は多くの魅力を持っていますが、同時にいくつかの深刻な問題に直面しています。 低賃金、重労働、少ない休

          ダイビング業界の未来を考える:働き方改革の必要性