映画館のない週末

依然、大阪府からの緊急事態措置に基づく要請により、映画館(1000平方メートル超)への休止要請が出たままの状況です。
僕がよく利用する映画館はズバリ、この条件に当てはまってしまい、もう随分と映画館には行けていません。
個人的、家事都合も含めて、週末、土日のどちらかは「映画館で映画を観る」のが唯一と言ってもいいくらいの明日への活力だったのですが、この状況で敢えて府外の映画館へ交通機関を利用して出向くというのもちょっと違う気がして躊躇してしまい、こちらのストレスも限界です。ちなみに「社会生活の維持に必要なものの」は開催可能だそうで、それだったら十分、(僕にとっては)条件を満たしています。
勿論、映画館関係者の皆さんはもっと深刻な状況だと思います。
映画館は、前の緊急事態宣言時も、検温(映画館にもよります)、消毒、換気、時期的には座席の間隔を空けて、十分に協力していたはずです。しかも、クラスターは発生していない。にも関わらず、1000平方メートル超の映画館は一律休止。
劇場、観覧場、演芸場、テーマパーク、遊園地、運動施設などは、無観客開催を要請されてはいても、入場整理等で開催可能な場合も。先ずはこの違い、線引きを納得できように説明してもらいたい。
このご時世、配信もあるし、毎月DVDやBlu-rayも買ってるじゃないかと言われても、やはり「映画館で映画を観る」とは違います。
そもそも、映画館の集客のための宣伝文句だった「ゴールデンウィーク」に映画館が営業していない。2021年、話題の注目作も公開延期で、刷り上がったチラシも破棄しなければならないと聞きました。どれだけ負担をかければ気が済むのか? この状態が続くと、このまま再開できなくなる映画館が出てこないとも限りません。
休日中、映画館の状況を伝える映画館のSNSアカウントを見ると心苦しくなります。
日々、通勤電車、オフィス街の人口密度を見るたびに、映画館のどこがいけないのかさっぱり分かりません。

昨年は、この状況を打破したのが『アングスト/不安』の公開でした。最初は座席の間隔を空けての公開だったにも関わらず、口コミを中心に連日満席、ロングランと、胸のすく思いでした。

あぁ、早く映画館で映画が観たい。

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