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ゴジラvsコング

(コロナの影響もあって)待ちに待った『ゴジラvsコング』が公開されました。アレのネタバレ(というほどでもない)は、出来ることならスクリーンで初遭遇したかった気がしないでもないですが、海外版ポスターとかでガンガン出てましたから、このご時世こればっかりはどうしようもないですね。試写会のネタバレ禁止令ってヤツのことだったんでしょうか?
個人的に、監督がアダム・ウィンガード(『ザ・ゲスト』)だったので期待を膨らませて挑んだのですが、やっぱり大味過ぎて途中で諦めちゃいました。この手の映画の感想で「人間ドラマはどうでもいい」「科学的な整合性はなくてもいい」「怪獣バトルの他はいらない」という意見がありますが、があった方がよくないですか? 毎回、反戦、反核をテーマにしてくれとは言わないですが、心に刺さるメッセージがあって、尚かつエンターテイメントとして面白い方が作品としていろんな人に観てもらえると思うのですが… 科学的な整合性については、それよりも観てるこっちがそれを超えて納得できるかかどうかなんですが『モータルコンバット』の「魔界」「人間界に9連勝中」は納得できたのに『GODZILLA ゴジラ』(2014)以降の「モンスターバース」に納得いかないのは乗れなかっただけかもしれません。
「気にしちゃいけない」と思っていても「香港、人、何人死んでるんだろう?」と思い出したら、もうダメですね。モナークの危機管理能力の低さとセキュリティの甘さには今回も呆れます。
ちなみに『GODZILLA ゴジラ』は最初だけ面白かった。『キングコング: 髑髏島の巨神』は好き。(あのラストの期待感はどこへ?)『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』はその年のワースト1、といった感覚です。

「モンスターバース」もこれで一段落したなら、「ゴジラ」は日本に返してもらうか、次は韓国か中国で撮ってもらいたいです。
悪徳刑事と腹黒検事にワケアリ少女、そこにゴジラが出現! 今の韓国映画界なら面白い作品撮ってくれると思うんですが。

アダム・ウィンガードには早く、テレビシリーズでもいいので『ザ・ゲスト』の続編を期待しています。

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