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新型コロナウイルス罹患日記

 私が4回目のワクチンを接種したのは8月の盂蘭盆明けだった。接種間隔を3カ月に短縮なんて話も聞かれ、市中の検査陽性率は100%を超えるという訳のわからない状況になっていた。
 同僚にも感染者がチラホラ出ていたが、濃厚接触者で自宅待機中だったりシフト勤務明けの休み中だったりに陽性がわかり、幸いなことに職場内クラスターは起きていなかった。

11月15日(day0) 軽い咽頭の違和感があってミントタブレットでごまかしていた。心配だったので何度も体温測定をしたが平熱。同僚から平熱、咽頭痛で受診して検査して陽性、その夜から発熱したと聞いていたのでもしかしてとは考えていた。
11月16日(day1) 咽頭の違和感が昼近くには痛みになってきていた。体温はまだ36℃台。受診して熱がないならと内服薬(桔梗湯という漢方薬とトランサミンの二種類)だけ処方され帰宅。寒気はないが、なんとなく倦怠感がある。布団を敷いて一寝入り。15時過ぎには37℃後半になっていた。この時点で家族と部屋を分けた。部屋の外に出るのはトイレと食事のお盆を下げる時だけにした。
 市が抗原キットを薬局から無料配布、配送してくれるシステムがあることは知っていた。市のホームページから近くの薬局を調べた。一番近い薬局①に電話すると「取り扱っているんですが、在庫がありません」との返答。少し遠いが薬局②にインターネットで申し込み。受け付けましたとの返信はなかく不安だったけれど配送できないとのお断りの返信もなかったので、力尽きて寝た。20時ころに38.4℃、内服薬のおかげて咽頭痛は軽減していて、食欲はないが食べたり飲んだりはできていた。解熱剤は使用せずとにかく寝た。眠れなくても臥床していた。
11月17日(day2) 体温は37.5℃前後。頭重感、鼻水、鼻づまり、倦怠感が続く。咳は時々。抗原キットが届いたので、発熱してから24時間後になる15時頃に検査すると15分で判定なのに5分も経たないうちに陽性が出た。予想はしていたけれど。職場に連絡し、濃厚接触者は家族のみ、他は低リスクであろうと伝えた。「こびまる」に登録メールを送る。
11月18日(day3) 37.5℃前後だった体温が17時に38.1℃になった。ここにきて上がるってなんだと不安になる。症状は頭重感、鼻水(透明)、鼻づまり、倦怠感と咳が時々で変わらず、息苦しさはない。14時頃に「こびまる」から返信が来て登録開始。2時間位寝ては目覚めるを繰り返した。24時前に37.5℃、身体が軽くなったのを感じた。
11月19日(day4)6時半36.5℃、倦怠感がなくなっていた。頭重感、鼻水、鼻づまり、咳が時々は変わらず。昼頃37℃前半になったが、21時にはまた36℃台。
11月20日(day5)一日36℃台平熱。頭重感がなくなった。鼻水(黄色)、鼻づまり、咳が時々あるものの、前日よりもぐっと落ち着いてきているのを感じた。食欲がでてきたのでお粥から普通ごはんにしてもらった。
11月21日(day6)平熱。鼻水(黄色)、鼻づまり、咳はあるけど、ないと言ってもいい位。家族が発症なく待機期間を無事終えたので一安心。空腹を感じるようになった。療養後初めてのシャワー。
11月22日(day7)療養期間最終日。平熱。症状はないと言ってよい。
「軽症」で療養期間を終えた。

1.高齢で持病がありリスクが高い家族がいたので、感染させたかもと思いながらも部屋を分けたことは良かったと思う。結果、濃厚接触者として発症なく待機期間を終えてもらえた。
2.アルコールと紙タオルを部屋の前に置いた。部屋の外に出る時は二十マスク、トイレの後は手を触れた場所を全部自分で拭いた。食器を下げて水で洗浄、トレーをアルコールで拭いて置いていた。使い捨て手袋を準備していたら良かった。
3.「こびまる」登録は、発熱と倦怠感があるので手続きにイライラしてしまった。登録する、しないは個人の自由、強要されるものではないのでやめておけばいいだけ。私は症状が万が一悪化した時のことを考えて登録する方を選んだ。

 飲酒はしていないが、昼から夕の外食や外出はしていた。手指消毒はしていたけど、その後にマスク表面を触ってしまっていたかもと反省している。症状は人それぞれで、同じくワクチン接種をしていても私より高熱の人もいる。ただ、接種していない人の方が、よりきつそうというのも事実。
 手洗い、手指消毒、うがいのタイミング大事!