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ものがたり

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#家族の物語

Grandpa's cloud(後書き)

雨の日が嫌いになったのは、あの人が雲になってからだ。 三十三年前、冬、広島。 僕が初めて…

terrarhythm
3年前
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Grandpa's cloud(6)

雨の日が嫌いになったのは、あの人が雲になってからだ。 三十三年前、冬、広島。 僕が初めて…

terrarhythm
3年前
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Grandpa's cloud(5)

雨の日が嫌いになったのは、あの人が雲になってからだ。 三十三年前、冬、広島。 僕が初めて…

terrarhythm
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Grandpa's cloud(4)

雨の日が嫌いになったのは、あの人が雲になってからだ。 三十三年前、冬、広島。 僕が初めて…

terrarhythm
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Grandpa's cloud(3)

雨の日が嫌いになったのは、あの人が雲になってからだ。 三十三年前、冬、広島。 僕が初めて…

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Grandpa's cloud(2)

雨の日が嫌いになったのは、あの人が雲になってからだ。 三十三年前、冬、広島。 僕が初めて…

terrarhythm
3年前
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Grandpa's cloud(1)

雨の日が嫌いになったのは、あの人が雲になってからだ。 三十三年前、冬、広島。 僕が初めて「死」に直面したその日、空には雲が浮かんでいた。 じぃちゃんの存在を初めて意識したのは、僕が三歳か四歳のとき。 ある日、黒瀬町にある僕の実家にじぃちゃんとばぁちゃんが遊びに来ていて、近くのスーパーマーケット「藤三」で二重焼きを買ってくれた。 黒瀬町は広島県にある田舎で、戦艦大和でお馴染みの呉市と酒の街で有名な西条挟まれた、ほんとに何もない町。 念のため「二重焼き」についても説明して