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マシュマロガチ回答「他人の言葉を聞く前に」

 先日リリースしたふたつの記事の反響が、今日も鳴りやみません。

 今日も反響が届き続けているのは、立ち技格闘技のメジャー団体である「K-1」から鳴り物入りで「RIZIN」に移籍し、将来をもっとも期待されてきた総合格闘家・平本蓮選手の連敗について、おそらくは彼の敗因となった「傷つきたくない若者」と「傷つけたくない大人」の均衡について書いた一連の記事です。

 若い時分の有り余るエネルギーゆえに、たしかに自己有能感や全能感がみなぎってくるものです。

 しかしながら、そういう時期にこそ「いま自分がもっとも言われると《痛い》ことをあえて言ってくる人」こそ、その言葉に謙虚に耳を傾け、師事しなければならない。それを怠ってしまえば、たとえ稀代の才能の持ち主ですら、大きな挫折を味わってしまう――シンプルながら重大な話に、多く読者、とくに若い方からの反応がありました。

いま自分にとってもっとも耳が痛いこと、もっとも言われたくないことを言ってくる人から安易に逃げてはならないことはわかった。けれども「愛情を持ちながら厳しいことを言う人」と「単純にハラスメント気質な、加害的な人」をどのように区別したらよいのか?

 ――という質問が、この方にかぎらずたくさん寄せられました。たしかにこれは重要な質問です。今日はこれについてお答えしていきたいと思います。若い方にかぎらず、私たち全員にとっても大切なことです。

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