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手良コミュニティガーデン始動

テラコヤプロジェクトの敷地内に、伊那市在住の、本田ゆうさん主導でコミュニティガーデンが始動しました!

①セルフメディケーション
自然の恵みを利活用しながら、人間が持っている治癒力・免疫力を引き出して、心身を健やかに保つこと。自分自身の体を整え、慈しむことで、日々の調子を整えることを目標にしたい。

②健やかに生きるための、土を通してつながるコミュニティ
情報過多な現代の中、誰もが自分自身でいられるような、緩やかなコミュニティ。また、日常の視点を少し変えて、普段見ている草花が利活用できることを知ることで、少しでも豊かに生きられるきっかり作りをしたい。

そんな本田さんの素敵な思いとともに始まりました。

畑に撒く木のチップを、NPO法人森の座さんにお願いしました。

まだスタートしたばかりの小さなガーデンですが、
「近所にお住まいの、畑に詳しい方や、お料理が得意な方、植物に詳しい方など、その人のちょっと得意なものを持ち寄って、年齢や肩書き、性別を問わずオープンに学べる場所になったら。 また、学校に行きづらい子どもや、その家族の方も、おじいちゃんやおばあちゃんから生活の知恵を学んだりできる場所になったら嬉しいです。」
と本田さん。

現在ガーデンに植えられている植物の一部をご紹介。

【ベニバナ】日当たりと風通しの良い場所で比較的育てやすい。 花を乾燥してお茶に使用。染物にも。婦人病、冷え性、更年期障害 の血行障害の治療に用いられる。滞った血液の流れ絵を改善する作用がある。また、種子からとれる油は血圧・コレステ ロールの改善にも。(塩や石鹸を作っている人もいます)

【トウキ】 茎が赤いのが大和当帰/茎が緑色が北海当帰。ドライにした茎、葉をお茶や入浴剤、お香、お鍋も◎ 婦人病の治療に用いられる。(当帰芍薬散)女性の血の道をよくする素材として古来より大切にされてきた薬草。冷え性の改善に◎女性がその人本来の健康体に戻ることから当帰と名づけられています。

こうして説明があると、育てていくのがより一層楽しみになりますね。本田さんが参考にしている海外のガーデンはこちら。

スウェーデン/ローゼンダールガーデン

ベルリン/プリンセッシネンガルテン

どちらもとても素敵なガーデンで、今すぐにでも行きたくなります。わたし自身も、数年前にベルリン(本当に大好きな街!)を訪ねた際、初めてパーマカルチャーの庭や畑を体感した時間があまりに心地が良くて、本田さんとは、そんなお互いの経験や共感からも、自然と意気投合できたのだと感じています。
ベルリン市内には107か所近いコミュニティガーデンがあり、モーリッツ広場にあるPrinzessinnengärtenは、2009年夏に設立されたコミュニティ型農園。地域のボランティアの協力によって、50年以上放置されゴミだらけになっていた荒れ地が肥沃な農園へと見事に再生。地域住民が集い、野菜・果物を栽培しながらご近所同士のコミュニケーションも楽しめる”都会のオアシス”として、ベルリン市民に広く親しまれているガーデンです。
土地をコミュニティの力で再生させ、都市型の「地産地消」を実践しながら、地域住民のネットワーキングの場としても機能し、自然との共生社会を築く行動変容へと繋がっているコミュニティガーデン。まずはテラコヤプロジェクトの敷地からスタートして、手良地区の耕作放棄地とのマッチング方法を探っていけたらと考えています。

気になる方は、まずは気軽に手良コミュニティガーデンに遊びに来てみてくださいね。ご近所のご家族がサイクリングのついでに植物の様子を見に立ち寄ってくれたり、お隣の方が育て方や草むしりのアドバイスをくださったりと、ガーデンを通じてテラコヤの敷地が賑わいはじめています。

畑づくりを手伝ってくれたYくん、ありがとう。

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