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1月米PMI好調でドル円131.11まで上昇後、米長期金利低下で失速

【1/24相場概況】


東京時間、ドル円は9時過ぎに130.73円まで上昇したが、その後は月末に絡んだ本邦輸出企業の売り観測などで130.07円まで下落。欧州時間、時間外の米10年債利回りが低下すると、ドル円は129.72円まで下落。しかし、米10年債利回りが上昇し始めると買いが先行。NY時間、1月米製造業・サービス部門PMI速報値が予想を上回ると、ドル円は131円を上抜け131.11円まで上昇。しかし、買い一巡後は、米10年債利回りが再低下・1月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想を下回ったことなどを受け、ドル円は129.86円まで下落

【1/25相場観】


若干材料不足。米PMIは好調となり131円を突破したが、後が続かなかった。本日は注目イベントがなく、特にアジア時間は中国・香港市場が休場のため動きにくい展開と予測する。また、日銀による「共通担保資金供給オペ」や「指し値オペ」の金額に注目したい
 
日足一目均衡表でみると、「三役逆転」継続中。基準線と転換線が右肩下がりとなっており、現在その中に推移。軟調地合いは継続。転換線を上抜ける展開があれば、雲下限挑戦という流れになるが、強い買い材料が必要。

20230125 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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