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ドル円、米小売予想下振後、ミシ大インフレ率上昇で133円台へ反発。

【4/14相場概況】

東京時間、ドル円はもみ合い。前日の米PPI低下による安値132.01円を割り込む動きはなく、132円台半ばで下げ渋る。欧米時間、3月米小売売上高や3月米輸入物価指数が予想を大きく下回るとドル売りが先行し一時ドル円は132.18円まで売り込まれたが、ウォラーFRB理事が「インフレ率は依然として高すぎる」「金融政策はかなりの期間、市場の予想よりも長い期間、引き締まった状態に維持される必要がある」とのタカ派発言や米ミシガン大学が発表した4月消費者態度指数(速報値)が63.5と予想の62.0を上回り、消費者の期待インフレ率が予想を上回ると、ドル買いが先行し、ドル円は133.83円まで反発。

【4/17相場観】

米CPI・PPIに続き小売売上高も予想下振れで、次回FOMCでの利上げ観測が後退と思われたが、ミシガン大の消費者の期待インフレ率が上昇すると、利上げ観測が再燃。5/2-3のFOMCまで予断を許さない展開が続きそうである。
 
日足一目均衡表で見ると、②遅行線が26期間前チャートとクロスし、逆転が解消。③現在値が雲中(上限134.47円・下限132.56円)。①転換線<基準線で逆転中だが、急接近しており、好転となる可能性が高まっている。5/3に雲のネジレ(変化日)が発生しており、それまでは、落ち着かない動きが継続しそうである。
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20230417執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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