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米長期金利上昇・米株上昇によるリスク・オンで、ドル円買戻し。


【8/7相場概況】

東京時間、ドル円は日経平均の下落を受け、前日安値141.55円を割り込み141.50円まで下落。しかし、その後は日経平均の買戻しや、時間外の米10年利回りの上昇を受け、ドル円は142円台を回復。欧州時間、ドル円は142.44円まで上昇となるが、米10年債利回りの低下を受け141.79円まで下落。NY時間、NYダウ平均の上昇を受け、リスク・オンの円売り・ドル買いとなり、ドル円は142.59円まで上昇。

【8/8相場観】

先週末の米雇用統計によるドル円下落後の動きに警戒していたが、米長期金利の上昇と米株上昇による、リスク・オンのドル買いで、ドル円は上昇。マーケットの焦点は、「FRBによる米国の利上げが年内あと1回あるかどうか」となっている。9月FOMCで大きく注目される経済指標は、米CPIが2回(8/10・9/13)と米国雇用統計が1回(9/1)。8/10(木)の米CPIは要警戒。
 
日足一目均衡表でみると、昨日の反発で雲上限(142.54)まで切り返してきた。ただ、強い上昇局面の場合は、一気に上抜ける事が多いので、上値が重いとも見て取れる。転換線(140.97)≒基準線(140.97)となっており、本日8/8であれば143.92円、また8/10まで横ばいの場合、転換線>基準線となり好転となる。8/10は、注目の米CPIなので、ファンダメンタルとテクニカルがシンクロする。
 
現在高値142.96円までの反発をフィボナッチで計測すると、143.88円から141.50円の下落に対し戻り61.8%(142.97円)レベルまで到達。143円突破となれば、流れが変わってくるので、Twitterにて続報を配信する。

 
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
前回分はこちら
20230808執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保


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