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米ミシ大11月消費者期待インフレ率予想上振れ、ドル円5日続伸。


【11/10相場概況】

東京時間、ドル円は仲値後151.22円まで下押しとなるが、日経平均が下げ幅を縮小させると買戻しが先行。欧州時間、ドル円は、前日のパウエルFRB議長の発言を受けて、米金融引き締めの長期化観測が意識され151円台半ばで堅調推移。NY時間、米ミシガン大学が発表した11月の消費者期待インフレ率が1年先・5年先とも市場予想を上回り、米10年債利回りが低下幅を縮小したことなどもあり、ドル円は151.60円まで上昇。

【11/13相場観】

ドル円は、年初来高値圏で推移していることもあり、政府・日銀による円買い介入警戒感はあるものの、米国の米金融引き締め長期化観測もあり堅調。NY取引時間終盤にムーディーズが米国の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」とした。今のところ大きな反応は出ていない。下降トレンドならすぐさま反応すると思われるが、今の上昇トレンドにおいて、どれだけ反応するかは、本日の欧米時間次第とみる。
 
日足一目均衡表では、「三役好転」継続。転換線と基準線が若干拡大。遅行線も26期間前チャートを大きく上抜けており、上昇トレンドに死角は見当たらない。テクニカル的に上昇基調継続とみるが、警戒は政府・日銀による円買い介入というところか。

政府・日銀による円買い介入には警戒が必要であるが、上昇トレンド継続として、ドル円の上昇基調をフィボナッチエクスパンション(上値拡張)で計測。10/31の高値151.72円・22年10/21の高値151.94円突破後の上値目標は、B=129.63円-145.07円-137.23円からの100%(152.67円)レベルとみる。

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20231113執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
 

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