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日銀、5年物の「共通担保資金供給オペ」を実施、ドル円は130円台後半へ。


【1/23相場概況】


東京時間、FRBの見通しが、ややハト派となったことで、対欧州通貨を中心にドル売りとなり、ドル円は一時129.04円まで下落。その後、日銀は初めて5年物の「共通担保資金供給オペ(公開市場操作)」を実施すると、ドル円は129.95円まで上昇。欧州時間、130円前半で強含み。NY時間、日銀の「共通担保資金供給オペ(公開市場操作)」の実施で、円債金利が低下し、円を売る動きが優勢。米長期金利の上昇などもあり、ドル円は130.88円まで上昇。

【1/24相場観】


日銀が初手法となる5年物の「共通担保資金供給オペ(公開市場操作)」を実施。オファー額が1兆円との事。「共通担保資金供給オペ」とは、日銀が金融機関に資金を供給して国債を購入させる間接的手段である。しかし、担保には限界があると考えられるので、新体制までの時間稼ぎかもしれない。ただ、新たな手法で一定の効果があったことから、今後の出方に注目したい。
 
週足一目均衡表でみると、昨日は、雲上限である130.89円手前まで上昇。もう一段の上昇で大陽線となれば、1/16の127.21円が目先の安値となり、雲突入後反発という可能性もでてきた。しかし、転換線と基準線の乖離が拡大しており、流れは下向きなので、反発となるためには、強い買い材料が欲しい。

20230124 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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