![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/96799939/rectangle_large_type_2_d8b3b7254f239cd667427e6e67602800.jpeg?width=800)
米PCEデフレーター低下で米インフレ減速確認、ドル円129円台半ばへ。
【1/27相場概況】
東京時間、ドル円は1月東京都区部消費者物価指数(CPI)が予想を上回る結果となったことを受けて129.49円まで下落。その後、日銀が5年物の共通担保資金供給オペ実施を通告すると130円台を回復。欧州時間、ドル円はアジア時間の流れを引き継ぎ、130.26円まで上昇。NY時間、12月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)が前年比4.4%上昇と市場予想通りとなると、米国のインフレ減速が確認され、ドル円は129.55円まで下落。その後は、週末のポジション調整が入り129.76円でクローズをむかえた。
![](https://assets.st-note.com/img/1675039662987-58p7oXhlCW.jpg?width=800)
【1/30相場観】
FRBが金融政策を判断するうえで重視しているPCEデフレーターが落ち着きを見せたことで、米国のインフレ鈍化が確認された。アジア時間につけた129.49円こそ割り込まなかったが129円台半ばまで下落。週明けがFOMC・MPC・ECB、そしてIMS・米雇用統計などの重要経済指標を控え、一旦ポジション調整となったようだ。
週足一目均衡表でみると、基準線と転換線の乖離が拡大。現在地が雲の中に推移。転換線<基準線→逆転、ローソク足<雲→逆転となっており、雲下限124.25円を割り込むと「三役逆転」となり、下振れリスクが高い。
前回分はこちら
![](https://assets.st-note.com/img/1675039700087-g0KxC71cmE.jpg?width=800)
20230130 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?